学校見学に足を運ぶ意味
前回の記事でリストアップした小学校の説明会やオープンスクール、
運動会などの学校行事には、私は出来る限り参加するようにしました。
目的は主に二つです。
一つ目は、HPやパンフレットだけでは分からない、
自分の眼や耳で見たり聞いたりした情報を多く仕入れておくことで、
願書に書く内容や面接での受け答えの内容に説得力を持たせるためです。
また、学校によっては、説明会やオープンスクールに参加していることを前提に、
面接で質問される学校もけっこうありますので、直前になって受験したいと思っても、
「参加していなかったために受けられない・・・」という
事態になることもあります。(実際に私も1校だけですが、そうした学校がありました。)
受験シーズンの数か月前に「この学校は絶対受けない。」と思っている学校でも、
あとで志望校になる可能性があるので、通学圏内であれば、時間の許す限り、
様々な学校の説明会や行事に足を運んでおくことをお勧めします。
そして二つ目は、その学校の教育方針や雰囲気が息子や私に合っていそうか、
実際の生徒さんや来ている保護者の方たちのお姿を拝見して、確かめるためです。
授業を公開して自由に見学をさせて頂けた学校では、
私は必ず、1年生、3年生、6年生の授業を見てまわりました。
1年生のクラスでは、
「来年息子がこのクラスに座って、勉強する姿が容易に想像できるか」を、
3年生のクラスでは、
「この学校が目指す子供の姿の方向性」を、
6年生のクラスでは、
「この学校が目指す子供の最終的な姿」を、
それぞれ見るようにしていました。
この3つが私の中でしっくりきた学校が、結局はご縁を頂いた学校です。
私立小学校には、「それぞれ取りたい子のタイプがある」との定説も耳にしますが、
子供が持つ特性と学校との相性みたいなものは、
小学校受験を経験した私の実感として、確かにあると思います。
学校見学に行って、
親が見て「なんとなく、しっくりこない」という印象を持つ場合は、
そのお子さんがどんなに優秀だとしても、ご縁を頂くことが難しい学校かもしれません。
一方、学校を見学に来ていたお母様たちについては、
「身なりや持ち物など、なんとなく私が浮いてないか。(場違い感がないか)」
「一緒に役員をやることになったらできそうか。」
「6年間、お付き合いできそうか。」
「仕事持ってそうなお母様はいないかな?」
などを考えながら、様子を伺っていました。(笑)
私は基本的に親の面接が試験にある学校を選んでいたので、
そうした学校では、学校側がある程度親を選別するため、結果、
同じような価値観やタイプの親が集まるだろうと思い、
他の保護者に対して、違和感を抱くことはさほどないだろうと思っていました。
ただ、私立小学校でシングルマザーの私は、かなりマイナーな存在になるので、
同級生のお母様たちの輪にうまく入ってやっていけるのかについては、
正直、少々不安でした。
でも、私はワーキングマザーでもあるので、
最近は私立小学校でも、仕事を持っているお母様も多いと、
あちこちの学校説明会で聞いて、
「働いているお母様達の仲間に入ればいいかな。」と思っていました。
実際に今年息子が進学した小学校でも、お仕事を持っているお母様が割といて、
やはり仕事をしている者同士だとわかると、
「当面のお出迎え、どうします?」など共通の課題を抱えているので、
親しくなるきっかけがつかみやすいです。
ちなみに、
平日の夕方に説明会を設定していたり、アフタースクールがあったり、近くに
民間学童があるような私立小学校には、
働くお母様がそれなりにいる可能性が高いです。。