コロナ禍におけるお受験、試験内容の変化(その1)

以前、「コロナ禍で小学校受験の試験内容が従来の内容からどう変わっていきそうか。」について予想した記事を何回か書いていましたが、その予想と現状、実際にはどうなっているのかについて、今回から数回に分けて、分かる範囲でちょっと答え合わせをしてみようと思います。😀息子のお教室で一緒だった同級生の下のお子さんが今年度お受験だったという方が多く、(当時はそんなに親しくなかったのですが(笑))何人かのお母様から息子の通う学校について色々聞きたいと頼まれたついでに、コロナ禍突入以降のお受験傾向についても聞く機会がありました。😀

まず集団行動ですが、コロナ禍に入ったばかりの頃は、やはり蜜を恐れて集団行動の試験自体を見送るところも多かったようですが、感染対策の方法などが社会的に普及してきた今年度は、かなりの学校で工夫したやり方で集団行動の試験も復活させていたようです。私は以前のブログで、「グループで相談して何かを達成する」、あるいは「ゲームのようなことをお友達と一緒にする」といった内容の試験は、飛沫や接触などの感染リスクを考慮して減らす代わりに、無言で一人ずつ独立した状態でできる「模倣体操(ダンス)」、あるいは会話の少ない共同系の作業(例えば輪つなぎとかドミノを並べるなど)が増えるのではないかと予想していました。実際に何人かのお母様とお話した限りでは、その傾向がうかがえましたおそらくコロナ禍がつづくと思われる来年度のお受験も、ほぼ集団行動については同じような試験傾向をたどるのではないでしょうか?(外れたらすみません。あくまで私が情報収集した範囲で個人の見通しをお伝えしています。😅)コロナ禍前の集団行動の試験では、どちらかというと「お友達とのコミュニケーション能力」を見ることに重点を置かれていた学校が多い印象です。そうした試験では、お友達と何人かで相談して行動するといった課題が多いので、どうしてもリーダーシップを取ることに慣れているお子さん(例えばごきょうだいがいる長男・長女、あるいは、おはなしが得意で大人な感じの同学年では生まれ月の早い4~6月生まれのお子さん)が多少、持って生まれた環境や条件で有利な傾向があったように思います。(必ずしもこちらの条件に当てはまるお子さんが全員有利とは私も思っていませんが、当時、お教室の同学年のお子さんをみる限り、そしてお教室の先生のお話からもそういうお話があり、実際に息子や周りのお子さんの様子からこうした実感は私自身にも正直ありました。。。😅)

うちの息子がそうでしたが、保育園育ちでなかなかお友達と共同でなにかをする、作り上げるといった経験が少ないまま(保育園によっては幼稚園のように色々な行事を行うところもあるかと思いますが、息子が通った保育園は本当に「子供を安全にお預りする」ことに注力した保育園でした。)年長の直前から小学校受験をめざしたこともあり、「お友達との関わり方」を見られる集団行動は、小学校受験の試験科目の中では最も苦労したといっていい科目です。こうした経験は、短期間では積めません。。😅「今のコロナ禍での集団行動テストなら、息子はあんなに苦労せずに済んだかも・・・」などとと一瞬思ったりもしましたが、「世の中、そう上手い話はない」というお話が、次回に続きます。(笑)😀