小学校受験か、中学受験か・・・

中学受験で第一志望から合格を頂ける受験生の割合は3人に1人だそうです。では、小学校受験はどうなのでしょう・・・?🙄小学校受験の場合、偏差値という明確な学力の指標がなく、また子供の実力だけが全てで合否が決まるわけではないとので(例えば、国立小学校ではくじ運もあります。😓)、そもそも第一志望を1つの学校だけに掲げてお受験をするご家庭は、中学校受験に比べて少ないのではないかと思います。なので、第一志望校に合格した受験者の割合を小学校受験で算出するのは難しいのではないかと思いますし、実際に、私自身はそのような統計データを目にしたことがありません。事実、息子が通っていたお教室でも、明確に第一志望として挙げられていた代表的な学校はKO初等部やW初等部でしたが、そうした学校を第一志望に掲げていたご家庭でも、それ以外のいわゆる11月第一週に試験が行われるような、本命校として受験されることの多い他の私立小学校をも第一志望として視野にいれて取り組んでいました。私が小学校受験が中学校受験と大きく違うと思うのは、必ずしも難関校(志願倍率の高い有名校)が受かったからといって、倍率の低い学校が受かるとは限らないことです。そして、そのまた逆もしかりで、息子のお教室ではそれほど目立たなかったお子さんでも、ノンペーパー校の難関校にいきなり受かって先生やみんなを驚かせたいうこともありました。😀息子とお受験を経験した私の正直な実感としては、お受験というのは当日受けてみるまでどこに受かるか分からない、という側面があると思います。小学校受験でよく「合格した学校からご縁を頂いた」という言い方が好んで使われるのは、こうした面があるからだと思います。お受験は、試験当日まで「とにかく受けてみれば受かることもある。」という希望が持てる一方で、「どうすれば確実に合格できるように準備できるのか最後まで分からない。」という不安定要素の多い試験でもあると私は思います。😅

有名私立大学入試の受験の競争率が高まる中で、特に、附属の大学への内部進学の道が開かれている小学校で、その大学がある程度ブランド力のある学校の場合は、とりあえず小学校受験から挑戦して願わくは合格して入っておいた方が後々の進路が楽になる、と考えてお受験をするご家庭が多くなっているように感じます。息子の通う学校も、大半はそのまま上に上がることを前提としていますが、既に息子の同級生では現在塾通いをすでに始めている子が数人いると聞きました。それも、内部進学向けではなく、中学受験を前提としているような学習塾へです。😅恐らく、内部進学の権利を持ちながらも、高学年になったときに中学受験をするかどうかを判断し、進路の可能性を広げようとしているのかなと思います。お受験指導で有名なこ●ま会の調査でも、最近は内部進学できる附属の学校があるにも関わらず、そのまま上には上がらない選択をするご家庭が増えてきているそうです。ただ実際問題として、中学受験を前提としていない私立小学校から外部の中高一貫校を受験しようとすることは、受験のための勉強時間を捻出するのがかなり大変だと個人的には思います。もし、中学受験の段階で、子供の進路の可能性を改めて判断したいという考えがあるのなら、初めから附属中高にそのまま上がることを前提とする小学校を選ぶのではなく、小学校しかない全員が中学受験を前提に取り組む私立小学校に進学する方がよいかもしれません。🙂そして小学校受験をするかを決めるときは、大学まで含めた将来的な子供の進路の選択肢や可能性の道筋を十分考えた上で判断し、志望校を選ぶ際は、単に難関校やブランド校を目指すのではなく、その道筋に合う選択肢ができる学校を選ぶことが大切だと思います。🙂