私立小学校入試で実施されたコロナ対策
先日、2020年の私立小学校の入試で、各小学校がコロナ対策として試験でどのような対策や工夫をしたのかについての調査結果を目にしました。😀ある団体が各学校にアンケ―ト形式で調査したらしいのですが、多くの学校が対策内容を回答しているのに対して、いくつかの学校は「回答なし」となっていました。😥この団体がこうしたアンケートを取り、情報を掲載している目的は、コロナ禍で小学校受験を考えていて不安に感じているご家庭に、少しでも安心して受験に臨める情報を提供したいと言う意図ではないかと思います。つまり、これからお受験をする人のためにわざわざ各学校に頼んで情報を収集し、公開しているのだと思います。これは個人的な印象ですが、こうした目的のアンケートに「未回答」となっている小学校は、私は少し残念な印象を受けました。きっと、未回答の学校でも何等かの対策はされていたはずだと思いますが、受験者の立場にたって、少しでも安心して受験して欲しいという心遣いがあるなら、「未回答」という対応にはならないのではないか。。と思ったからです。😓未回答の中には、人気がある学校も結構含まれていたので、コロナ禍でも生徒は集まる自信があるのかもしれませんが、私がもしこの結果を目にした後に2021年に受験するとしたら、このような学校は、入学してからも生徒や保護者の立場からものを見る配慮に欠けるのではないかという不安から、志望校からははずしていたかもしれません。私が少々、大げさに考えすぎなのかもしれませんが、「未回答」になっていた学校の多くは、個人的には良い印象を持っていて受験した学校もあったので、今回のこのアンケ―トへの対応を見て少し残念な気持ちになってしまいました。😔
さて、各小学校が入学試験で実施した対策の内容を見て行くと、試験時間を短くした、一度に受ける人数を制限したため試験日程を増やした、親子面接をどちらか片方だけにした、など各学校とも様々に工夫し、対応していたことが伺えました。😀対策の中で最も共通していた内容は、行動観察を中止した、子供同士が接触するような内容の試験は避けた、など、やはり行動観察の試験に関するものです。コロナ禍でも行動観察を実施した学校は、例えば積み木遊びなど道具での接触を伴うものや、子供同士が接触するようなものは避けたと回答しています。2021年の入試も、このままコロナ禍で迎えるとすると、同じような傾向が続く可能性があります。道具での接触を伴うものを避けるというなら、以前の記事でご紹介したペットボトルでのボーリングやお買い物ごっこはまず今年は出ない可能性が高いでしょう。😓では、逆に、このコロナ禍で出題されそうな行動観察の科目は何だろうと考えてみたところ、いくつか思い浮びました。例えば、先生1人相手に、先生に負けるように、あるいは勝つようにという指示のもとでみんなでジャンケンをして生き残るようなゲームなら、だれとも接触せずにできそうです。🙂あとは、旗揚げゲームのように、ルールに従って先生の指示で上げたり、下げたりするようなゲームや、模倣体操なども、非接触で実施可能です。いずれにしても、先生1人対多の形式の試験なら、ソーシャルディスタンスも取りやすく、実施しやすいのではないでしょうか。こうした課題は、「指示を聞く」、「ルールを理解して覚える」ことが中心になるので、お友達との関わりが伴う課題よりは、一人での試験対策はしやすいかもしれません。でも対策がしやすいということは、あまり差がつかない試験になる可能性もあります。2020年の入学試験で、「子供達が接触しないように配慮して行動観察を実施した。」と回答している小学校については、過去問が出る時期に実際に出た問題をチェックしてみると、コロナ禍で出題される行動観察の傾向を予想するのに参考にできるかもしれません。😀
最後に、今からでも2021年4月の新一年生で入学で受験できる小学校情報を見つけましたので、ご紹介しようと思います。😁武蔵野市にあるM星学園では、3月4日まで同小学校のWeb上から出願を受け付けていて、試験ば3月8日15:30から1時間程度です。試験の内容は、ことばを使った活動、あそびを通した活動、保護者面接’(子供の考査中に10分間)だそうです。こちらの学校、たまたま私の知人のお子さんが中高に通っていたので、彼女のおススメもあり、私はこちらの小学校にも見学に行きましたが、試験の内容が完全なノンペーパー校だったため息子の志望校からはわりと早めに外しましたが、都心からもさほど遠くなく、良い印象の学校でした。😀