試験でできないことに出会ったら

自宅で制作を練習する際は、15分~30分かかるような難易度の高い課題を練習するよりも、8分程度で完成することが可能な基本的な課題を数多くこなすようにしていました。😀制作に必要となる巧緻性(切る、貼る、塗る等)が年中までに身についているお子さんや、制作が重視されるノンペーパー校が第一志望のお子さんであれば、時間のかかる難易度の高い課題ができるように練習する必要があるかもしれませんが、息子の場合はお受験準備の開始が遅く時間がなかったので、制作に必要な基本的な巧緻性を受験本番までに磨くことと、作品を完成させるスキルを身に着けることを優先しました。取り組む際は、いろいろな学校の過去問の問題を再現して取り組みましたが、こうした短時間で制作に必要な巧緻性を磨くのに適していたのは、W小学校、国立T大付属小学校、国立G大付属小学校で実際に本番で出た制作の問題です。😃これらの学校の制作課題は、10分程度かそれ以内で完成できるものが多いのですが、その中にもコンパクトに色々な巧緻性のスキルが盛り込まれている問題が多い印象でした。国立T大附属小学校の場合は、制作の練習セットなども販売されているようでしたが、私の場合は全て100円ショップで自前で材料を揃えて取り組みました。😀ちなみに余談ですが、ちぎりの練習に100均の画用紙は使用しないことをお勧めします。😓100均の画用紙は普通の画用紙よりも弱いので、本物よりもちぎりやすいため、手先の力が育たないです。息子は最初、100均で練習してしまったので、後で後悔しました。もったいないようですが、ちぎる練習は本物の画用紙で練習しましょう!(笑)

息子は練習を積み重ねていくうちに、自分がやったことのある作業内容であれば時間内に作ることができるようになりましたが、作業工程の中に、自分が一度もやったことのない作業が含まれているとそのやったことのない作業指示のところで思考が停止して、その先の作業指示を聞き逃して作品を完成できないということがありました。😓たとえば、単独で紐の固結びをやったことがあっても、割りばしの先に紐を固結びで結んでつけるという作業になると、息子は基本的に応用力がなかったので(笑)、その作業は息子にとっては初めてのこととして認識されました。そして、その初めてのことに「なんだろう?どうしよう?」とパニックになり、その先の指示が全く頭に入ってこないという状況になりました。😅ペーパーテストの対策についても、以前同じようなことを書きましたが、制作でも、もし分からないことを途中で指示されても、そこで止まらずに、その先の指示にしっかりついていくことが重要かと思います。途中の作業が多少分からなくても、出来上がりを見れば、それに近いものを作ることができることも結構あるからです。🙂全ての学校にこの方法が良いとは言えないと思いますが、私たちの場合、作品が未完成で終わるよりも、たとえ途中で一か所程度、指示とは違うやり方をして減点されるとしても、作品を完成させることを重視しました。そして息子には、試験では自分の出来ないことが出ることがあること、そして出来ないことが出たら、できないのは自分だけではなく、みんなにとっても難しい問題だからできなくてもしょうがないと気持ちを切り替えて、その時間内で自分の出来ることを精一杯やってくること、を私は毎日言い聞かせました。😁ペーパーテスト、制作に関わらず、試験では、分からないことは適度にスルーして、自分に出来ることをポジティブにやり遂げてくる力が、お受験には大切な一つのスキルのように思います。😀