私立小学校の先生と授業
既にご兄弟が私立小学校に入学されている方は別として、このコロナ禍でオープンスクールやオンサイトでの説明会が軒並み中止になる中、オンラインでの説明会だけでは、私立小学校の雰囲気といいますか、実像みたいなものがなかなかつかめないでおられる保護者の方もいるのでは?と思います。🙂私立小学校といっても、その学校によって特色は違いますが、私が息子のお受験のときに見て回った学校と、実際に息子が進学した私立小学校で共通の特徴かな?と私が感じたことを少しご紹介したいと思います。🙂私立小学校には、その学校独自の教育方針や校風があるためか、その学校にいる先生の雰囲気はどの先生も似ている印象です。また、公立小学校のように転勤がないので、基本的に定年まで勤めるためか、年配の先生も多い感じがしました。長年勤める先生が多いということは、子供が一年生で入学して、六年生で卒業するまで見届けてもらえる先生が多くいるということなので、親としてはなんとなく責任をもって子供達を見てもらえるような安心感があるかと思います。😃また、私自身は公立小学校でしたが、公立小学校に比べて、私立小学校の先生の授業における裁量が大きいように感じます。これは息子の学校もそうですし、お受験の時にオープンスクールを見て回った多くの学校でもそう感じました。どういうことかと言いますと、同じ算数、国語の授業でも、先生によって進め方が違っていて、それが学校として先生の裁量として認められているということです。もちろん、学年ごとに取り組む内容や期間については最低限のラインは決めて、先生方の間で同期をとっているのだとは思いますが、例えば3クラスあったとして、その3クラスの国語の授業を見たら、恐らく3つとも同じ授業にならずに、先生のカラーが出やすいのが私立小学校だと思います。😄(違う私立小学校もあるかもしれませんが、あくまで私が見た限りでは、です。😅)一方で、私立小学校における校長先生の存在感は、さほど大きくないように感じます。多くの小学校では、一般の教諭とは違い、校長先生は数年で交代するところが多いと思いますが、校長先生が誰であろうと、その小学校が長年守り続けてきた教育方針や理念に準拠した学校運営が基本となるので、校長先生単独での色は出にくい印象です。ただ、入学試験に関係するところでいうと、息子が受験のときに私が調べた限りでは、校長先生が代わった年の翌年度は、その学校の入学試験の内容が一部見直される、あるいは少し新しいことが追加されるといった傾向がありましたので、受験される予定の学校の校長先生の任期は、注意して見ておいた方が良いかもしれません。
公立小学校と同様、私立小学校でも普通の教科書は配られますが、多くの私立小学校では、教科書とは別に、その学校オリジナルのテキストやプリントを使って授業を進めている学校も多いと思います。😀そして、教科書をあまり使わずに授業が行われることで難しくなるのは、予習です。😅例えば息子の学校の場合、オリジナル教材が当日の授業中に配布されることも多いため、基本的に授業の予習があまりできません。その代わり、その日にやった内容に関わる宿題がよく出されるので、少なくても息子の小学校では、家での予習よりも、学校で習ったことをしっかり復習することを学習の軸に置く方針なのだと理解しています。なので、うちの場合はやってしまっていますが(苦笑)、先取り学習は、なんとなく、あまり推奨されていない空気を感じています。😅ただ、こうした特長は、息子の学校だけでなく、同じお教室から私立小学校に進学した数名のお母様からも同じような話を聞きましたので、息子の学校が特殊なわけではないと思います。😀