時間を決めて取り組む(その2)
ペーパーテストの問題も、夏以降は時間を意識して取り組ませていました。もちろん、ペーパーテストの問題でも、お話の記憶や数の問題のように、問題文が読まれてからすぐに答えられるものもあれば、思考・推理の問題のように、ある程度じっくり時間をかけなくてはならない問題があるので、問題によっては、当然、目標とする設定時間は変えていました。🙂例えば、3つの設問から構成される問題があったとして、お話の記憶や数の問題、常識問題は、回答時間が長ければ解けるというものでもないので、最初から1つの設問につき回答時間は10秒、1つの問題としては30秒以内で答える練習をして、最終的には1つの設問を5秒で答えることを目標にしました。😀前回の記事でもご紹介したように、ペーパーテストの問題も、目標タイムの設定は、外部で受けたときの模試を参考に設定しました。一方、図形や比較など、推理・思考が必要な問題については、最初は時間を気にせずに「まずは解けるようになる」ことを優先にして取り組み、解けるようになってからは、1つの問題を構成する1つの設問につき、平均的に2分以内に解くことを目標に取り組みました。推理・思考問題は、問題の難易度によってかけてよい時間に多少ブレ幅がありますが、最終的には、1つの問題を構成する1つの設問につき、平均的に45秒以内で解けることを目標にしていました。時間を計るまでもなく息子が何より解くのが早かったのは、しりとりの問題でした。息子の場合、しりとりは、かなり難易度の高い問題が出ても、30秒以内で解いていました。恐らくしりとりの問題は、先取り学習で文字を習得出来ている子が得意だと思います。息子もそうでした。特に、「でんしゃ」など、小さな文字で終わる後に続けるしりとりは、文字を習得していない子が解くのは少々難しいと思います。また、ペーパーテストの問題は、どのお子さんにも相性のいい分野と苦手な分野があると思いますが、たとえ苦手な問題でも、「この問題が出たらアウト」というような絶対的な弱点を作らないようにしておくことは大事かと思います。息子が通っていたお教室の先生の話では、最近は、過去に必ず出していた問題を辞めて、急に出題傾向を変えたりする学校も増えてきているそうですので、過去に出ていない問題だからできなくても大丈夫と思うと危険です。。
さて、時間を意識して取り組むという話に戻りますと(苦笑)、息子の志望校の一つもそうでしたが、ペーパーテストを全て放送の音声で実施する学校もあります。このような学校の試験に対応するために、息子の場合は、家で過去問をするときには、一問ごとに区切って正解を確認していくのではなく、一問ごとに設定した時間内で全ての問題を通して解くことをしました。😀どういうことかといいますと、息子がある1つの設問が出来ていなくても、各設問ごとに設定した回答制限時間が来たら、私が次の問題を読んでどんどん先に進めていくのです。当初息子は、制限時間が来ても、今解けないその一問にこだわって解こうとするためどんどん置いていかれて、結局、そのたった一問を解く間に何問も問題を聞き逃して回答できないという状況になりました。😥本番の試験では、時間内に分からなかったその一問にこだわって、立ち止まっていてもいいことはありません。時間内に解けないということは、その問題を解く力が足りていないということなので、それをいくら頑張って粘って解いてみたところで、正解している率も低いです。むしろそこに時間をかけるくらいなら、その引っ掛かった問題には何かしら適当な回答を書いて見切りをつけて、「できなかった分は、次に出る問題でまた取り返せばいい!次は得意な問題がでるかも!」くらいに考えて先に進む方が良い結果になると思います。😀息子には何度もそのように言い聞かせましたが、子供というのは目先のことを一生懸命やり切ろうとする性質があるのか、解けない問題は見切ってとにかく先に進むということができるようになるまでに、結構な時間がかかりました。。😓