時間を決めて取り組む(その1)
ぺーパーテスト、制作・絵画などのお受験科目の基礎能力がある程度ついてきたら、時間を決めて取り組むことはとても大事だと思います。😀息子の場合も、まだ基礎的な力がついていないうちは時間を気にせずに「できるまでやる」ことを目標に取り組みましたが、全分野を一通り経験した後は、制限時間を決めて、その時間を守ってやり遂げる練習に力を入れました。そして、その制限時間は、徐々に縮めて行くようにしました。😀例えば絵画は、人物を一人しか描かなくても表現できる課題でも、はじめのころは20分以上かかっていましたが、試験本番直前には、制限時間は8分で描くことに決めていました。もちろん、いきなり20分を8分にするのではなく、20分→15分以内→10分以内と段階的な目標を立てて練習して、タイムを縮めていきました。目標タイムを短くするときは、それまで通りに全部を意のままに描こうとすると、当然、目標のタイム内には描ききれないわけですから、次の目標タイムに近づけるために、「時間内に絶対描かなくてはならないこと」と「時間が余ったときに描いてもいいもの」の取捨選択をしました。絵のテーマを表現するために一番重要なものをまず描いて、時間が余ったら他の部分を描くように決めて練習したのです。😅いつでもまず先に描くことにしていたのは人物で、風景などは、人物を描き終わった後に、時間切れになって描き途中になることを避けるために、花や虫など小さなもので短時間に描ききれそうなものを順次追加していって、徐々に大きなものを描くようにしていました。早く描こうとすると絵が雑になるのでは?と心配される方もいるかもしれませんが、まぁ息子の場合、もともとたいした絵が描けなかったということもあると思いますが(笑)、小学校受験にクリアするための絵を描けるようになるには、一枚を描く時間を長くとって丁寧に、上手くなろうと取り組むよりは、短時間であっても、とにかく出されたお題を表現するための絵を何枚も描き慣れること、描いた枚数の分だけ早く上手に描けるようになるのかな?というのが私の実感です。😃実際、人物に関しては特に、息子は早く描けるようになったからといって、それまで20分かけて描いていたときよりも雑で下手ということはなく、むしろタイムを意識して練習するようになってからは上達していました。😀そして、人物を描くのが早くなると、周りの風景をもっと描こうとする余裕が生まれました。😀
ただ、目標時間を設定しようと思ったときに、なにより悩ましいのは、何が妥当な目標タイムかということです。😅どの私立小学校でも試験本番の正確な時間割は実際のところは分からないので、こればかりは勝手に想定するしかありません。😓しかしだからといって、私が勝手に設定した目標タイムでは意味がありませんし、何より息子のモチベーションが上がりませんでしたので😅、私の場合は、どの科目も外部模試を受けたときの試験問題の時間配分を参考にして設定しました。そうすることで、目標設定時間にある程度の現実味があるので、息子もその目標時間内に頑張ろうというモチベーションが生まれるようでした。例えば絵画の場合は、息子が受けた模擬試験では、人物を一人描く課題のときは10分程度のことが多かったので、8分で描けるような練習をしておけば、本番でも同じような時間配分で、テーマを伝えるには十分な合格レベルの絵が描けるはず、と考えて設定していました。😄もし二人以上人物を入れる必要のあるお題ならば、制限時間は15分に設定しました。今回は絵画の例を書きましたが、ペーパーテストや制作等についても、どのような時間設定をして練習していたかについて、また別記事でご紹介させて頂きたいと思っています。😀