ペーパーテストで苦手だった問題いろいろ
息子は、お受験の科目の中では、ペーパーテストは比較的良くできましたが、最初から全ての問題がよく出来ていたわけではありません。お受験準備を始めた当初は、小学校の先取り勉強には含まれない図形・パズル系の問題をはじめとして、苦手な問題がいくつかありました。😅今回はその苦手な問題の中から、息子と一緒に解き方のコツを見出した問題を少しご紹介したいと思います。😀息子はもともとパズル自体が不得意だったのですが、ペーパーでも「絵の合成」という問題が大の苦手でした。😓絵の合成の問題とは、1枚の絵があって、その絵を完成するためにいらない1枚を選ぶという問題です。(逆に、絵を完成するのに必要なピースを全て選ばせるなど問題のバリエーションは他にもありますが、息子が苦手だったのはこのパターンです。)当初息子は、各ピースを絵に当てはめて、絵を完成しようとしていましたが、このやり方ではとても時間がかかる上に、答えが間違っていることが多々ありました。息子と試行錯誤して考えた解き方は、まず、完成された絵は見ずに、ピースの選択肢だけを良く見て、同じ部分が重複して描かれている2つのピースだけを探して、その2つに絞れたら、他のピースと合わせてみて合わないものをはじき出す、というやり方です。さほどすごい解き方でもないですが😅、「いらないものを選びなさい」と言われると、ついつい、いるものを探して残ったものを選ぶというアプローチをとりがちですが、この解き方ですといらなそうなものだけを最初から効率的にあぶり出すことができます。😀
ほかに苦手だったのは、積み木を数える問題です。単に数えればいいだけなので難しい問題ではないのですが、当初息子は数え間違いがとても多かったです。😣これは、その時々によって左から右に向かって数えたり、見える積み木だけ先に数えたり・・・と、とにかく息子は場当たり的なやり方で数えていたたため、数え漏れが出てしまうことが主な原因でした。息子はもともと、計数(絵に描いてあるものの数を数える問題)も数え間違いが多く、漏れがないようにコツコツ処理していくというような緻密性が要求される作業に弱いと言う弱点がありました。😓そこで息子と相談して、積み木の数え方を一つに決めることにしました。一番下の段から一番上の段まで数えて足していく方法、前列の面から後ろに向かって数えて足す方法などいろいろ試した結果、一番数え間違いの少なかった前列から後列へ、左から右に縦の列を数えていって足す方法に決めました。例えば、下の写真の積み木なら、一番前は「1」、二番目の列の左から右に「1、2、1」、三番目の列の左から右に「1,2,3,2,1」というように縦の列で数えていって、最終的に全ての列のつみ木の数を足して全体の積み木の数を出します。ただしここで注意したいのは、学校によっては、問題用紙に数字やメモを記入することを良しとしない学校も中にはあるようです。受験する学校がどのような方針かについては、お教室の先生に確認されるとよいかと思いますが、息子の場合は、最初は縦の列ごとにつみきの数を数字でメモして、最後に足していましたが、問題を数こなして慣れてくると、数字のメモを取らなくても、縦の列を数えながら足していくことができるようになりましたので、まずは数え方を一定のやり方に決めて、問題数をこなすことが重要だと思います。😀
もう一つ、息子が苦手だったのは、切り図形です。典型的な問題としては、折り紙を2回折って、ハサミで線の通りに切って開いたときにできる形を選ぶといったものです。これは何が難しいかというと、切った後の形を頭の中で想像して答えを選ばなくてはならないと言う点です。これは解き方というよりも、例えば折った輪のところで切ると反対側とつながって大きな形になるとか、輪ではないところで切った形は別々に同じ形ができる、といったことを息子自身の目で確認して、法則を理解させるしかないと思ったので、100均の折り紙をまとめ買いしてきて(笑)、とにかく、ありとあらゆる形を描いて、切ってみて、どうなるかを確認するということをしました。😀やっていくうちに、どこを切ればどうなりそうか、息子にもセンスのようなものが出来てきたので、それからは、切ってから開く前にどうなるかを予想して紙にその予想を描いてから、実際に折り紙を開いて確認するという練習をしました。😃切り図形に限らず、ペーパーテストで出来ない問題は、試せるものはできるだけ実際にやらせてみて分からせる方が、子供にとっても理解が進みやすいと感じます。ちなみに、色々な形の切り絵が作れるようになると、制作の飾りや模様などに応用が利くので、ノンペーパー対策としても役立ちます。😀