サンデーショック
今年度の私立小学校志願数で、前年比で倍近く志願者が増えている女子校を見つけました。港区にあるT小学校です。ロケーション的に、お金持ちのお嬢様が受験する学校かと思われますが😅、それにしてもこのコロナ禍で倍近く志願者が増えた理由は何だろう?と不思議に思いました。🙄調べてみると、こちらの学校、昨年は多くの都内有名校の試験が集中する11月1日に入学試験を実施していたようですが、今年に限って11月2日に変更されていました。どうやら、今年は11月1日が日曜日だったため、こちらはキリスト教系の学校で日曜日は教会に行くことになっているらしく、それが理由で今年は試験日を11月2日にずらしたようです。😓同じく港区にあるS女子校など、こちらの学校と併願しそうな学校の多くが11月1日に入学試験を設定しているため、例年は試験日が重なって併願できなかったものが、今年に限ってその11月1日に他校を受験した層が併願で受けれてしまったことが、この増加の理由のようです。T小学校が本命だった方にとっては、不幸なめぐり合わせの年だったと思います。ただ、11月1日受験組が併願した分が増えたのであれば、合格しても辞退する人も多いでしょうから、実質倍率的にはあまり変わっていないのかもしれません。この”サンデーショック”、7年後にまた訪れますので、その時はまた要注意ですね。。。😓
志願者が増える私立小学校がある一方で、2021年度から生徒募集の停止を決めた小学校もあります。神奈川県にある有名なS学園系列の女子校です。S学園のような有名ブランドの姉妹校でこのような事態が起きているのはちょっと驚きでした。大学まで見据えたときの進路の入口は、中学受験から小学校受験へと、低年齢化している傾向もみられますが、これから少子化が加速する中で、今後は生徒を呼び込める学校とそうでない学校の二分化が起きる可能性は否めません。特に、東京都内は女子校が多くありますが、今後は共学にするなどして生き残りをかける学校が増えて行くように思います。また、大学は大学で、これからの少子化でいかに質の良い学生を確実に確保するかの競争になってくるかと思います。例えば、A学院大学は、2018年に埼玉のR小学校、2019年に神奈川のY小学校と新たに系属校協定を結んで、いずれの小学校も系属校となってから志願者数を大きく伸ばしています。もし今後、他の私立大学がA学院大学に追随するような動きをするとしたら、希望の私立大学に進学するには、その大学系列の私立小学校から入っていないと恐ろしく狭き門になる時代が、そう遠くない将来、来るかもしれません。もう来ている学校もありますが・・・。😓