納得のいかない不合格

息子が私立小学校に入学して気づいたのは、「兄弟で通っているご家庭がわりといるなぁ~。」ということです。息子の小学校に限ったことなのかは分かりませんが、感覚的に少なくても全体で2割くらいいる印象です。一定の兄弟枠があるのか、それとも普通に選考すると、同じご家庭の教育方針で育ったお子さんが選ばれてしまうのかは分かりませんが😓、私は案外両方なのかなと思ったりしています。😀小学校受験をすることを前提に同じ家庭環境で育ったお子さんが、小学校受験時点で全く別のタイプのお子さんに育っている、ということはこの年齢ではあまりないでしょうし、学校側が好む子供を選ぶと、既に上の子が合格している兄弟が選ばれることも多くなる、というのは納得がいきます。😀兄弟枠については、お教室でも「兄弟が在学生だと合格しやすい学校はある。」という話は聞きましたし、学校側も既に問題なく学校生活が送れているお子さんと同じ家庭から生徒を迎える方が、色々な意味でリスクも少なく、親の協力も得られやすいというメリットがあるので、大々的には公表していないものの、あながちない話でもないと思います。😀

よく考えてみれば、公立小学校の場合は、普通に学区で分けられますから、当然、兄弟で同じ小学校に通うことになります。にもかかわらず、私立小学校の場合、ご兄弟で同じ学校に通っているという事実が妙に気になってしまうのは、私が私立小学校の合格基準に不確実性を感じているからだと思います。つまり、この兄弟枠に限らず、他にも試験の出来以外に合格に影響を及ぼす要因がどれくらいあるのか?ということが、私は実際に受験に向かっている間もずっと気になっていました。😓息子もそうですが、お教室のほかの生徒さんも、複数校受験した生徒はみな、最低1校は、お教室の先生も当の本人も「納得のいかない不合格」を頂いています。こうした学校には、恐らく、試験の出来以外の「何か」が合格に作用しているのではないかと考えています。(この点については、過去の記事でも書いています。😀)

小学校受験を考えておられるご家庭では、中学受験についても検討したことのあるご家庭が多いかと思いますが、小学校受験を選択する場合は、中学受験よりもこうした本人の実力以外の要素も合否に影響する不透明さがあることを覚悟しておく必要があります。もし、純粋に本人の実力で合格を手にしたいのなら、偏差値といった客観的な基準で評価される中学受験を選択された方が良いのではないかと思います。小学校受験では、入学試験の結果以外に、どの学校がどのような要素を合格に加味しているのか分からないので、実際に受験をして結果を手にしてみるまで、自分がその加味される要素を満たしているのかどうか分かりません。その上、不合格という結果を手にした後も、「何が足りなくて合格できなかったのか分からない。」という不消化感が残ります。😓またその逆に、「なんで合格できたのか分からない。」という場合もあったりして(笑)、この場合はとてもうれしい反面、いまいち手ごたえを伴うような達成感を感じることができません。これから初めて小学校受験に挑もうと考えているみなさんは、小学校受験にはこのような側面があることを知った上で臨まれると、後々、受験の結果を受け止めやすいと思います。😀