お受験絵画の取り組み方

お受験絵画の対策については、これまでも過去の記事でご紹介していますが、今年はコロナ禍で、絵画の出題は各学校でどうしていたのでしょうか。残念ながら、今年絵画が出題された学校を実際に受けた人から直接話を聞く機会がまだないのですが、気になっているのは、絵をかく道具は例年通り学校側で準備したのかということです。🙄通常は、学校側が絵を描くのに必要な道具を用意すると思いますが、クレヨンなどは本数が多いので、このコロナ禍で一本一本消毒するとなると結構大変かと思います。もしこのコロナ禍が続くようなら、恐らく、絵を描く用具は学校側の指定で受験者が持参する形になっていくのかなぁ、なんて思ったりしています。私が受験者の立場なら、家から持参する方が安心のように思いますが。。

もともと絵を描くのが好きなお子さんならあまり苦労しないのかもしれませんが、保育園でも家でもほとんど絵を描くことがなく、絵を描くこと自体嫌いな息子にとってのお受験絵画は、まさに苦行でした。(笑)本当は、お受験のための絵画ではなく、絵を描く楽しさを知って、描くのも見るのも絵が好きになって欲しいという私の願いがありましたが、とりあえず受験本番が始まるまでの7か月間で、何かしら描けるようになっていなければならなかったという事情もあり、当時、絵を描くことが息子にとっての苦痛になってしまったことは、反省する点です。これまでも何度か記事に書いていますが、やはり絵を描く楽しみに行きつくまでには時間が必要ですので、お受験される方で、絵画が出題される可能性のある学校を受けられる場合は、できるだけ早くに絵を習い始める方がよいと思います。😓

お受験では、人物を描くテーマが出題されることが多いので、息子にはとにかく人物を描く練習をさせました。お受験で息子が描けるように準備した構図は、「二人が横向きに向かい合い立つ構図」、「二人が横向きに並んで同じ方向を見て立つ構図」、「机に座って作業する構図」の3つだけです。人物のお題が出たら、この3つの構図のどれか一つを選んで使って描く、という練習をしました。人物が正面を向いて立つ構図は、描きやすいので息子は一番最初に練習して描けるようになりましたが、正面を向いて立つ構図は、絵に「動き」が出にくいため、色々なお題(テーマ)にあまり使えませんでした。横向きが描けるようになると、足や手の動きのバリエーションを少し増やすだけで、動きのある様々な場面の絵が描けるので、右向き、左向き両方描けるようにしておくと絵の幅が広がると思います。😀机に座って作業する図は、机に対して正面を向いて座る人と、横向きで座る人の両方を描けるようにしておくと、色々な場面に適用しやすいです。机を台所に置きかえて、正面を向いて人参と皮むき器を手に持たせると料理のお手伝いをしているところの絵になりますし、机をピアノに置き換えて横向きに座る人物を描けば、ピアノを弾いているところの絵が描けます。

実際、息子の学校では入学してから絵を描く機会が多いのですが、息子はお受験の時に練習したこの構図を利用して絵を描いています。たくさん練習した割に、その年に息子が受けた学校ではあまり絵画が出題されなかったのですが😓、入学後にお受験のときの絵画の練習がとても役に立っています。たとえ本番では出題されなくても、苦手なことでも一通り苦労してやっておくと、入学後にそのスキルが必要となる機会が必ずあると思います。😀