親のテーマ作文
昨日、運動テストのタイプについて記事を書きましたが、私立G小学校では今年度は1日目の運動がなかったようです。G小学校が毎年出題するボールは子供が直接手で触れるものですから、やはりコロナ対策を講じるのが難しかったからでしょうか。その代わりに新しく増えた課題もあります。それは親の作文です。神奈川のKO初等部や設立3年目のN小学校などでは親の作文がありますが、G小学校で導入されたのは、私の知る限り今年が初めてかと思います。G小学校には親子面接がありますが、どの学校も、コロナ対策で面接時間を短くする傾向があるとお教室の先生もおっしゃっていましたから、その短くした分を補うための対策なのかもしれません。コロナ禍の終息が来年の夏以降に伸びる場合、G小学校では親の作文が引き続き出題されるのでは?と思います。
G小学校で出題された作文のテーマは、「SNSの利用について」だったそうです。この種のテーマは、いろいろな学校の過去問をみると、これまであちらこちらの学校の親面接でもよく聞かれてきた、古くて新しいテーマです。😀ただ問われる内容が少し変わってきていると思ったのは、数年前までは、「子供に携帯を持たせることについてどう考えるか。それはなぜか。」ということが問われていたように思います。でも、今回、このG小学校が親にたずねているのは、子供達がスマホなどでネットにアクセスする環境にあることを前提としたうえで、その先にあるネットの使い方、SNSの利用について親がどう考えているかを問われているのだと思いました。このテーマが選ばれた背景には、昨今、SNSによる誹謗中傷の問題が取りざされていることも少なからず影響しているのでしょう。この作文のテーマには、これまでのスマホ自体の所有をどう考えるかの議論から一歩進んで、子供がネットを利用することを前提としたうえで、子供がその先にあるSNS利用によるトラブルに巻き込まれる可能性やリスクを家庭ではどう考え、対応しようとしているか、という点を書く必要があるのではないかと感じました。
G小学校は息子の志望校の一つでしたので、もし今年息子が受験したとしていたら、私はどういう内容を書いただろうかと少し考えてみました。恐らく、次の3点を書いたと思います。😀
・スマホの所有については、入学した学校の方針に従うが、もし子供にスマホを持たせる場合は、フィルタリングソフトを活用し、子供にとって有害なサイト(例えば、子供自身あるいは相手が匿名でやりとりするようなサイトなど)にはアクセスできない設定をして持たせる。
・PCを利用させる場合も、基本的にスマホと同様の措置を取るが、フィルタリングソフトによる措置だけでは決して万能とは言えないので、PCからネット利用する場合は、小学校中学年までは、親の立ち合いのもとで利用させる中で、子供にITリテラシーを教えていきたい。
・SNSは、人とつながる、知りたい情報を入手するという手段として、子供にとって有害な側面ばかりではないと考えているので、危ないからSNSの利用を一切禁止するのではなく、SNSを安全に利用する方法を、時間をかけて子供に教えたい。
この内容は、本当にSNS利用に関する私の教育方針です。😀学校側として、実際どのような内容が評価されるのかは分かりませんが、なにより大切なのは、出された課題に対して、その家庭独自の考えや教育方針がしっかり説明できているかということではないかと思います。😀それにしても、親の作文は突然の出題でしたから、今年度G小学校を受験されたご家庭は本当に大変だったと思います。。。😓