運動テストのタイプ

お受験の運動テスト対策については、過去の記事でもいくつか書いていますが、学校によって試験に備えるべきレベルが違うのでは?と思っています。😀一つ目の学校のタイプは、子供のもつ運動能力を運動テストで細かく評価する学校です。こうした学校でも、運動能力の高さが最終的な合否の決め手になるとは思えませんがそれでも、例えばペーパーやその他の試験科目が同点の受験者がいたときに、運動テストの出来が良かった方を取る、といった判断に使う学校もあるかもしれません。ただ、こうした学校を受ける場合でも、運動テストの点数をあげるために、その他の試験科目を差し置いてまで、必要以上のレベルになるまでやる必要はないと思います。大切なのは、その学校を受けるであろう受験者の多くができる一定レベルは確実にクリアできるように練習しておくことだと思います。こうした学校の受験者ができるレベルを知るには、学校別の試験対策を行っている運動クラスに参加したり、運動テストがある回の統一模試や全統オープンなどの模試を受けることで知ることができます。経験上、学校の運動会や運動部の部活動などに力を入れている学校は、運動テストで走るタイムやボール投げの距離を計るなど、わりとシビアに得点化し、評価する傾向にあると思います。😀

二つ目の学校のタイプは、バランスの取れた子供を取りたいと考えている学校で、このような学校の運動テストでは、あまり細かいスキルレベル(例えば、足の速さやドリブルの回数など)までは見られるわけでなく、どちらかというと、「ペーパーは100点なのに、運動は全くできない。」といった、著しくバランスを欠く子供をはじくための評価材料の一つとして、運動テストを取り入れているのでは?と思います。バランス重視ですから、当然、こうした学校では、ペーパーテスト、運動テスト、制作・絵画、行動観察、面接とフルコースの試験になる傾向になるかと思います。😀

三つ目の学校のタイプは、指示行動型の運動テストをする学校です。このタイプの学校では、運動能力そのものを問うというよりは、試験管の指示を聞いてその通りに動く模倣体操や、先生に習った動きで曲に合わせてダンスをしたりして、指示をしっかり聞いて動ける能力が必要とされます。息子はこの模倣体操が大の苦手でしたが、息子が受けたある志望校では、その年は幸い、模倣体操は出題されませんでした。。😅

息子の場合は、この三つ、全てのタイプの学校を受けました。2歳から、保育園で有料の体操教室のレッスンを受けていたせいか、お受験で必要とされる基本運動(クマ歩きやスキップなど)は受験準備を始めたときに出来ていたので、模倣体操を除けば運動にはあまり苦手意識がなかったので、志望校を選ぶときにも選択肢を広く持てたことは良かったと思います。😀運動や制作・絵画については、お受験を少しでも考えているご家庭であれば、できるだけ早いうちに習い事としてでもいいから先に始めておくと、いざあとで受験しようとしたときに楽だと思います。😁