教育方針、決まってますか?
小学校受験の願書で、書くことになる代表的なお題の一つに、「我が家の教育方針」があります。😀ところで、一般的なご家庭では、子供が生まれたらすぐに明確な教育方針を立てて、子育てをしているのでしょうか・・・?私の場合、一応、息子にはこういう人間になって欲しいという願いや、常日頃、息子に接するときに気を付けていることなどは漠然とありましたが、小学校受験をすることになって初めて、「うちの教育方針って何だろう?」を改めて考えることになりました。😅願書を書くために教育方針を考えたわけではありませんが(笑)、小学校受験をすることで、結果的に私自身の教育方針を改めて見つめ直したり、考えたりする機会となったことは、我が家にとってはお受験がもたらした思わぬ副産物でした。😁
願書に家庭の教育方針を書くときに、その教育方針が分かるような実例のエピソードがあると、説得力もわきますし、伝わりやすくなるかと思います。これは面接で聞かれる場合も同様かと思います。しっかりした教育方針を持って子育てに実践されておられるご家庭ではエピソードのネタに困ることはないと思いますが、願書を作成するときになって慌ててまとめた教育方針は実体を伴わないので、どうしても抽象的な内容になります。それを避けるためには、まず、教育方針を立てたら、それを実際の生活場面で子供に実践してみることが重要かと思います。😀
と、偉そうなことを書いていますが、私の場合、8月に入ってすぐに願書に書く内容をまとめ始めたのですが、私の教育方針もその時に初めて確立されたものだったので(笑)、その教育方針を具合的に言い表せるエピソードなんて、当然1つもありませんでした。(笑)幸い、願書の準備を始めた時期が早かったので、私はこの時考えた教育方針を、受験までの残りの期間をかけて息子に実際に実践してみて、実体を伴う教育方針にしようと思いました。😁
私の息子への教育方針の一つに、「何事も、息子自身で答えを見つけさせる。」というものがあります。でも、いざ、この教育方針を実践してみようとしたとき、それまでの私は、普段、息子に何か質問されると、自分が答えを知っている場合はすぐに答えを与えていて、この教育方針とはまるで逆のことをしていることに気づきました。😅そこで、そのことに気づいてからは、息子の質問への私の受け答えの仕方を変えるようにしました。例えば、道に咲いている花の名前を息子が聞いてきたら、以前はすぐに花の名前を教えてしまっていたところを、「どうしたら分かるかな?うちにある本、見て見るとか?」と答えます。すると、息子は、家にある図鑑でその花の名前を自分で調べます。直接答えを与える代わりに、答えを見つけるための方法をアドバイスすることを心がけていくうちに、息子の質問の仕方に変化が見られてきました。「これ何?」という、人から答えをもらうことが当然の質問ではなく、「●●が知りたいんだけど、どうすればわかる?」といった具合に、自分で答えを見つけることを前提とした質問に変わってきたのです。😀これは実際にとある学校の面接でもお話したエピソードで、全然大した話でもないのですが、実体のある教育方針にするという私の当初の目的は果たせたのではないかと思います。😀
小学校受験では、願書に書いた内容を、さらに深堀して面接で聞かれるところもあるので、教育方針に限らず、「具体的にそれはどういうことですか?どう実践されておられるのですか?」といった質問に対応できるためにも、願書に書く内容は、全て実態を伴うように準備しておくことは、大切かと思います。😀