目標設定に外部模試をうまく活用する!(続き)
お教室の夏季講習が終わる頃、8月末に受けたのが、「ペーパー&実技総合模試」でした。それまで、ペーパーとノンペーパーの問題の中から、フォーカスした問題のみで構成されていた内容から、この模試から、お受験に必要な全分野の要素がバランスよく盛り込まれた「総仕上げ」的な内容になってきたと記憶しています。この8月のこの模試では、私たち親子は、お教室の夏季講習の集大成として「総合評価でAを取る」という目標を立てました。😀結果は、はじめて総合評価Aを取ることができ、さらに、お教室でこの模試を受けた生徒さんの中で1番の点数だったと、先生からお聞きしました。😃ただ、一つ課題も見つかりました。それは、行動観察だけがC評価だったことです。行動観察の配点が全体に占める割合が低く、他が全てAだったため、総合評価には響きませんでしたが、制作・絵画の力が確実についてきていたのに比べると、この頃になっても、行動観察は伸び悩みが続いていました。😅でもまあ、全てが完璧に出来るなんてお子さんはそういないでしょうし、息子にも不得手なものがあってもいいんじゃない?と、私は思い始めました。行動観察の評価Cは、「良くも悪くもない。言い換えると、居てもあまり役には立たないけれど、居たからといって迷惑にならない子(笑)」ということだと思ったので、行動観察は、他の教科の足を引っ張らない程度に出来ればいい、と思うことで、この模試から私は割り切ることにしました。😀
次に受けたのは、翌月9月に受けた「完全志望校別選抜模試」でした。この試験は、それまでの統一模試の上位者(C以上)を取った子供達だけが申し込める模試です。東京・神奈川の人気校7校と、ノンペーパー難関校、女子難関校に分かれていて、息子は「成績上位者しかしか受けられない。」というプレミア感に惹きつけられて😓、受けられるだけ全部受けたいと言ったのですが(苦笑)、私はこの模試だけはあまり受けさせたくないと思っていました。理由は、結果が良かった場合は自信になるでしょうが、その反対で結果が思わしくなかった場合、「この学校は受からないのでは・・・」と自信を無くしては困ると思ったからです。😔結局、息子と相談した結果、自信をつけるために、これまでの統一模試の結果から合格の可能性が高いと出ていた学校1校だけを受けることで互いに折り合いました。ちなみに、前回の記事では書いていませんでしたが、統一模試では、模試を受験する際に希望校を書いて提出しておくと、その学校を志願している模試の受験者の中での順位や合格可能性も出してくれます。😀この模試で、息子は受けた1校でA評価が出て、「もしかして受かるかも!!」という自信をつけたようでした。😀ただ、私の印象として、この模試は、ペーパー重視の学校であれば、かなり本番に近いシミュレーションが出来るのでよい練習になると思いますが、ノンペーパー、あるいはノンペーパーよりの学校の場合は、模試の内容が過去数年間に実際に出た問題を参考に出題されているので、あまり意味がないかもしれません。理由は、私の知る限り、特に人気のノンペーパー校では、直近の本番入試ででた内容が、翌年も続けて出ることはほとんどないからです。😓
最後に受けた模試は、9月の「オールペーパー模試」でした。その名の通り、ペーパーだけの問題を20枚解く模試です。前述の「完全志望校別選抜模試」と同じ9月の開催で、しかも埼玉のS小学校の入試もあったので、9月は試験ばかり受けていた印象です。(笑)もし、9月に受ける模試をいずれか1つに絞るとしたら、ノンペーパー校しか受けない方を除いては、「完全志望校別選抜模試」よりは、過去問を始める前にペーパーの総復習ができますので、「オールペーパー模試」を受けることをお勧めします。😀この模試は、息子は得意なペーパーのみということで、評価はAでした。
私たち親子の場合、模試はあくまで、受験本番までの残り時間を見据えて、息子がどの時期までに何ができるように頑張るかという目標設定と、立てた目標の達成具合を確認するための手段として利用しました。😀模試を受ける場合は、一回一回の全体での順位や結果に囚われるのではなく、弱点分野の発見や、お受験勉強のペースメーカ的に利用させてもらうくらいの気持ちで受けると良いのでは?と思います。😃