目標設定に外部模試をうまく活用する!

年中の3月からお受験勉強をスタートした私たち親子は、本番試験までに、外部団体が主催する統一模試を利用して実力を確認しつつ、次の模擬試験までに目指すレベルを細かく目標設定するようにして、徐々に実力をあげていくように学習を進めていきました。もう一つ、外部団体が主催する試験には全統オープンというものもあり、息子もお受験を始めたばかりの頃、最初に一度受けてみたこともあるのですが、統一模試の方が受験者数が多いということを聞き、私たちは統一模試の方を定期的に受けることにしました。

模試を受けることで良かったのは、息子の到達レベルが全受験者の中でどれくらいの位置にいるのか客観的にはかれたところと、試験の間、待つ保護者向けのイベントが充実していたこと、そしてなにより、実際の小学校が、毎回代わるがわる試験会場となっていたことでした。試験会場になっている小学校は、どちらかというとこれから生徒を増やしていこうとしている学校が多いように感じましたが、例え志望校ではなくても、色々な学校を訪問して充実した設備の小学校を実際に見ることで、息子自身も「私立小学校に合格して絶対行きたい!」という気持ちが高まっていったように思います。😀

統一模試の結果は、A~Gの7段階で評価されます。各模試の出題カテゴリー(例えば、ペーパー、制作など)ごとにA~Gの評価がつけられた上で、さらに総合判定がA~Gでついてきます。例えば、「ペーパー・制作・口頭試問」の出題カテゴリーから構成される模試の回の場合、ペーパー、制作、口頭試問それぞれにA~Gの評価がつき、3つのカテゴリーを足して、総合評価がA~Gでつけられます。A~Gの評価基準は、次のようになっています。

A…上位5% B…15% C…35% D…65% E…85% F…95% G…それ以下

息子が初めて模試を受けたのは3月で、それから9月まで、ほぼ1~2か月おきに計7回の模試を受けました。その7回の模試で、私たち親子がどのように目標設定をして、実際に息子の実力がどのように推移していったか、少しご紹介したいと思います。😀

一番最初に受けたのは、「3月 新年長児実力判定模試」でした。内容は、確か、ペーパー(基本問題)、パズル、口頭試問だったと記憶しています。息子はお教室に通い始めてまだ間もない頃に初めて受けた試験でしたが、出題されたペーパー問題は基本問題が中心だったこともあり、私たち親子がそれまでしていた小学校の先取り学習が役に立ったようで、ペーパーはA評価をもらってきました。😁でも、パズルは時間内に全部できず、口頭試問はダンマリ系でどちらもD評価だったので、合わせると総合評価Cという判定でした。😅上位35%に入るなんて、最初にしては上出来だと息子を褒めましたが、実際の入試では、得意な教科一つだけで他のマイナス分を補填して合格できるわけではないので、息子と話して、次の模試では、ペーパーと他の科目の差を少しでも縮めることを第一の目標に取り組むことにしました。😀

次に受けた模試は、「5月 ペーパー(応用)・制作・口頭試問」でした。お教室に通い始めて2か月が過ぎた頃に受けたので、制作や口頭試問などの科目についても、多少、息子は経験値が積めている状態で受けることができました。結果は、ペーパーは変わらずA評価でしたが、制作と口頭試問がともにC評価で、総合評価Bでした。総合評価も一つ上がりましたが、なにより、この模試の目的だった、ペーパーと他の科目の差を少しでも縮めることができたことは大収穫でした。ただ、制作がC評価の中でも下位ぎりぎりの順位だったため、息子とは次の模試までに、もう少し制作をがんばっていこうという話をしました。😀

三回目の試験は、「6月完全志望校別オープン模試」で、どの分野を重点的に出題するかによって、ペーパー重視型、バランス重視型、ノンペーパー型の3つのタイプに試験が分かれている模試でした。私は、できれば息子の苦手な制作などのノンペーパー問題に取り組む実践経験を積ませたかったので、バランス重視型かノンペーパー型のどちらかを受験させようと思いましたが、前回の模試から1か月しかたっていない中での受験になるため、受けたとしても前回と比べて息子がより良い成果を出すのは難しいのでは?と考えました。😅そこで発想を変えて、まずは息子がお受験で一つでも自信のある分野を持たせることも大切なのでは?と思い、あえて息子が得意なペーパー重視型を受験させることにしました。😁でも、これまでの評価はA続きのペーパーテストでしたが、この模試の結果はBでした。😅評価が下がった原因は、前回、前々回とは違い、応用問題が増えて時間切れを起こしたことと、まだ息子が取り組んだことのない分野の問題が出題されたことでした。原因がはっきりわかっていたので、息子も「応用問題や、やったことのない問題は、これからやれば次はできるようになる!」といって、結果は一つ下がりましたが落ち込むことはなく、私は私で、この試験でペーパーでこれから受験に向けて強化しなければならない分野や弱点が分かったので、この時期でのこの選択は良かったと思います。😁

その次の試験は、「7月ペーパー&制作・絵画」でした。そろそろ、「お受験準備を始めたのが遅かったから、できなくても仕方ない。。」という言い訳も通用しなくなってくる時期になっていたので、この模試では、とにかく制作・絵画は、「上手にできるかにこだわらず、絶対に時間内に完成させる」ことを目標にすることにしました。😅結果は、ペーパーは、前回模試での気づきを踏まえて努力した結果、再びA評価に返り咲き!(笑)、そして制作と絵画も、「時間内に完成させることができたよ!」と、模試を終えて、息子は自信満々に戻ってきました。結果は、制作・絵画はいずれもB評価、二回目の模試に引き続き、総合評価はBでした。😃ただ同じ総合評価Bでも、二回目の模試と大きく違ったのは、制作・絵画が、(ギリギリの順位ではあったものの)初めて評価Bのグループに入ったことでした。この模試で、息子も私も、苦手なノンペーパー分野も着実に受験するための力がついてきていることを実感することができました。😃

長くなりましたので、その後の模試のお話は、次の記事で書きたいと思います。