ぬけがけ

息子の通っていたお教室では、普段、週二で運動クラスの授業がありましたが、試験を目前にした10月に入ると、お教室に通われているお母様たちの中には、お教室の運動クラスとは別に、受験する学校の試験に特化した内容の個別レッスンをしてもらうことを希望されている方が何名かいらっしゃるようでした。

息子の場合、運動については、10月に入った時点で、「このまま受けても、恐らくそこそこ大丈夫かな?」と私が思えていた科目なので、特に個別レッスンを受けたいとは思ってなかったのですが、ある時、比較的お教室の中では、会えばよくお話していたお母様から、「○○くん(息子の名前)もK小学校受けるでしょ?K小学校を受ける子たち数人集めて、運動の個別授業を受けようって話しているので、ある程度人数集まった方がレッスン料も安くなりますしもし良かったら声かけますね。」と言われました。その時私も、「一応、声だけかけてもらって、もし都合が合えば参加してもいいかな?」と思ったので、その時は「ありがとうございます。お願いします。」とお返事したのが10月初旬のことでした。

息子は直前対策講座をあまりとらなかったのでお教室に行く機会も少なく、そのお母様とはそれ以降、なかなか会う機会もなく時間が過ぎていったのですが、10月も半ばを過ぎたある日、私が仕事の帰りにお教室の前を通ると、お教室の入っているビルから、お母様と子供たち数名のグループが出てきたところにばったり出くわしました。😅私に、「もし良かったら声をかけますね。」といったお母様の姿も見えたので、私はその時、「あぁ、例の運動の個別レッスンをやった帰りね。」と思いました。

他のお母様方も私に気がついたので、私はみなさんに向かって軽く会釈だけして、足早にその場を通り過ぎました。すると後ろから誰かが追いかけてくる足音がしました。振り返ると、私に声をかけるといっていたお母様でした。😓そして私を見るなり、「○○くん(息子の名前)ママ、運動の個別レッスン、声をかけると言っておきながら、そのままになってしまって本当にごめんなさい。私は声をかけようと言ったのだけど、仕切っている○○くんママが4人だけでいいと言うものだから、私も強く言い出せなくて。。。」とすまなそうに言いました。

その”仕切っている○○くんママ”というのは、以前の記事にも書きましたが、なぜかずっとお教室で私が無視され続けていたC子さんでした。(笑)私は、「全然、問題ないです。予定が合えば参加させてもらえれば、と思っていただけなので、どうぞお気になさらないでくださいね。」と笑顔で返しました。😄するとそのお母様が続けて、「でも、○○くん(息子の名前)ママだけじゃなくて、他に個別レッスンを受けたいといっていたK小学校を受けるお母様たちにも、C子さんが声をかけたくないというので、声をかけてないんです。だから、できれば、もしお教室で他のお母様たちに会うことがあっても、レッスンのことは黙っててもらえると助かります。」と言いました。

「なんだか、小学生みたい・・・」と心の中で思いつつ(笑)、私は、「構いませんよ。っていうか、普段から私、ほとんど他のお母様とお話しませんから。」と笑顔で答えて、「すみません、これから息子のお迎えで急ぎますので。。。」といってその場を去りました。

お教室の運動の先生は、お教室専属の先生ではないので、個別レッスンができる空き時間は限られていました。C子さんたちが、その先生の空き時間を独占してしまうと、その仲間に入れてもらえないということは、他の個別レッスンを希望しているお母様たちは、レッスンを受けられないことになります。

うちの場合は、単にC子さんに嫌われていたからだと思いますが(笑)、C子さんが声かけないといった他のお母様方のお子さんたちは、みな優秀なお子さんでした。😅恐らくですが、C子さんは、その優秀なお子さんたちが個別レッスンを受けられないようにしたかったのだと思います。。。お教室のメンバーだけで、K小学校の合否を争っているわけでもないのに、視野が狭いというかなんというか、つまらないことを思いつく人だなぁ・・・と思ってしまいました。まぁ、多かれ少なかれ、お受験の間は誰もがみな一度や二度追い詰められることがあるし、C子さんもわが子を思う?あまり、その時はちょっとおかしくなっていたのかしら・・・。😓

でも結局、できる人の邪魔をしたところで、実力のある人は何をされても受かるもので、つまらない画策をするとそれがかえって自分の身に降りかかってくるだけだということは、試験の結果を見れば明らかでした。😅