入試本番前の神頼み

去年のちょうど今頃、都内の志願校の試験が始まる二週間前の平日の一日を利用して、私は息子を連れて受験する小学校を見て回りました。もちろん、息子はそれまでに受ける学校に行ったことはあったのですが、訪問したのが夏前だったので、息子が「どの学校がどんな感じだったか忘れてしまったので、本番で緊張しないようにもう一度行ってみたい。」と言い出したのです。😀

もうこの時期ですし、いまさら一日がもったいないと勉強させたところで、試験の結果は変わらないかな?と私も思い始めていたので(笑)、息子の提案に乗って、通学路をイメージしながら志願校全てを改めて回ってみることにしました。当然、中には入れませんでしたが、前回説明会で来た時にはよく見てなかった学校の周りの環境などを確認しながら、息子は「試験当日はできないから。」と言って、学校の門の前で記念写真を撮ったりしました。😅

このころお教室では神頼みブームが到来していて、みなさん、「学問の神様」と呼ばれる菅原道真公を東京で祀っている関東三天神(湯島天神、亀戸天神社、谷保天満宮)などに参拝されていたり、中には福岡の大宰府天満宮まで出向いて参拝してきたという方もおられるほどでした。お教室の先生からは、息子は湯島天神のお守りを頂いたりしていましたが、私たち親子としてはどこの神社にもお願いに行っていなかったので、この日小学校を見たついでに、近くにある神社ならどこでもいいから、合格祈願に行きたいと息子が言い出しました。

ちょうど、息子が受ける予定のある小学校から少し先の駅まで足を延ばすと、関東三天神の一つである「谷保天満宮」があることが分かったので、まずはそこにお願いに行きました。私も行ったのは初めてでしたが、思ったよりも小ぶりで、歴史を感じる古い神社でした。お参りした後の帰り道に、息子が、「お母さん、なんだか今日、ここでお願いしたから効きそうだよね。」と言うのを聞いて、息子もやはり何かを信じて大丈夫だと思いたいぐらい、試験のことが心配で、不安だったのかな?と思いました。。😓

最後の小学校を訪問した後、家に帰る前にどこかで食事をとってから帰ろうと息子と二人で歩いていると、たまたま神社の前を通りました。谷保天満宮の参拝をした後でしたが、息子が、「お母さん、さっきの神社は今見た学校から遠いから、効き目が弱いんじゃない?ここの神社なら近いし、効くかもしれないから、お願いしていこうよ。」と言い出したので、私自身はあまり神頼みは好きではないのですが(苦笑)、それで息子の試験への不安な気持ちが少しでも和らぐならと、その神社に立ち寄ることにしました。参拝した後に神社の名前を見てみると、そこは私が若いころ、遠い昔に訪れたことのある、縁結びで有名な神社でした・・・。😅まぁ、小学校受験も、ご縁といえばご縁ですから。。。(笑)

試験当日は、息子は、お教室の先生から頂いた湯島天神のお守りと、自分で参拝した2つの神社で購入したお守りの3つを、代わる代わる試験会場に持って行きました。😀子供は何とも思っていないように見えても、案外、私の息子のように本試験に向けて不安が高まっていることもありますので、このような”神頼み”も、子供の安心材料としてうまく利用させて頂くのもありかな?と思います。😁

息子とは、年が明けて落ち着いたら、これらの神社にお礼参りに行こうと言っていたのですが、あっという間にコロナ禍となり、いまだに行けていません。。😣(はやいもので)もう一年たってしまうので、時期を見計らって行かなくてはと、息子と話しています。😀