運動テストの指示を覚えるには?
運動テストについては、以前の記事でも書いていますが、息子は小学校受験に出る個々の運動(ケンパー、ケンケン、くまあるき等)は保育園で有料の体育レッスンを受けていたのでできたのですが、”運動の指示を聞いて覚えて、体で再現する”という一連の動作は苦手でした。(運動テストのうち、ボールについては別記事でも書いていますが、今回は、体操の方のお話です。😀)
それでも9月にもなると、ペーパーや行動観察などの他の受験科目を通して、息子には”話を聞く力”はかなり身についていたので、運動指示も自然に覚えられるようになるだろうと思っていたのですが、確かに、春のころに比べれば格段にできるようにはなっていましたが、まだまだ一連の指示を覚えて、最後の指示まで全て実施できるレベルにはなっていませんでした。例えば、「行きはケンパーで5回の後、くまあるき、帰りはスキップ」みたいな指示を出しても、くまあるきが終わったところで「あれ、帰りなんだっけ?」といった感じです。(それでも、最初はケンパーの途中で、「あれ、何回やるんだっけ?」というレベルでしたので、それに比べればすごい成長していたのですが。。。😅)
「ペーパーに比べて指示は短いのに、何が難しくて覚えられないんだと思う?」と私が尋ねると、息子は「スタートするまでは、指示はちゃんと覚えているんだけど、体を動かし始めると覚えたことを忘れてしまう。」と答えました。😓最初に受ける学校に運動テストがあったので、私と息子は結構、焦っていました。😨というのも、苦手な行動観察は及第点で良しとする以上は、他のペーパーと運動ではきちんと点数を取っておかなくては、と思っていたからです。
動くと覚えたことを忘れるのなら、覚えて動く練習をたくさんするしかないということで、それからは毎日、息子と私は夕食後の5分を使って、模倣体操をすることにしました。
模倣体操の練習には、「模倣体操」が出題される小学校の過去問を中心に、運動の苦手な私が先生役となり😅、それを息子が見て覚えて真似するというスタイルで練習しました。例えば、「手をまっすぐ上に伸ばしてから、下に下ろした後、右に二歩、左に四歩動いて、その場に一回ジャンプして気を付け」みたいな問題を私が実際に動いてみせて、その後に、息子にその通りに真似させるのです。
息子に見本を見せるために、私もその一連の動きを覚えなければならなかったのですが😅、私自身も先生役をやってみて初めて、息子が「覚えているんだけど、動くと忘れる」という意味が体感できました。(笑)😅ただ私が何回かやっていくうちに、体操の順番を覚えるときに、口に出しながら動いて覚えると後で忘れにくいという発見があったので、息子にも、私の動きを見ているときに、声には出さなくても心の中で「右に二歩・・」など言葉にしながら見て、覚えるようにさせました。
この方法で何回も練習を積み重ねていくうちに、練習の効果があったのか、「最初はケンケンで、次にくまあるきをして・・・」みたいな一連の運動指示は、毎回、最後まで、ほぼ間違えずに行きつくようになりました。😀
あと運動テストでは、体育館で待っているときの姿勢も、実技と同じくらい大切だとお教室の先生から聞いていたので、体操座りで綺麗な姿勢で待つ練習をさせました。そして、10月からはゼッケンを購入し、家での練習のときも、ゼッケンをつけて運動の練習をさせました。このゼッケン、息子が初めて模試で運動テストを受けたときにも、試験中に紐がはずれたり、紐の長さが気になったりと、ゼッケンに気を取られてテストに集中できなかったことがありました。たかがゼッケン、されどゼッケン、うちの息子のようにあまり器用ではないお子さんの場合は特に、試験に集中するためには、事前にゼッケンの扱いには十分慣れておく必要があるかと思います。。。