本試験で息子が体験した出来事
いよいよ10月、都内私立小学校を志願されておられる方は、本試験開始まで残り1か月です。去年の今頃、私はとにかく、息子が保育園で風邪やインフルエンザをもらってこないかと、ヒヤヒヤして毎日を過ごしていました。😓11月を迎え、最後に受けた学校で息子を試験に見送ったときは、私は合否よりも何よりもまず、無事、元気に試験を受けられたことの安堵感で一杯だったのを覚えています。
今回は、息子が本試験で体験したり見たりした、数々のトラブルケースをご紹介したいと思います。息子のお教室はみなさん真面目で、息子は本試験まで“やんちゃ"な出来事を経験する機会がなかったのですが、「お母さん、本当におかしな子が試験に来てたよ!」と、息子が毎回試験を受けるたびに驚いて、私に話してくれた内容をご紹介します。
息子は幸い、巻き込まれずになんとかうまくすり抜けて試験を無事終えましたが、お教室のお友達の中には、もともとは自分が悪いわけではないのにトラブルに巻き込まれてしまって、合格を頂けるはずの学校に不合格となってしまったお子さんもいたと、お教室の先生から聞きました。
あらかじめ、”本試験ではこういうこともあるから、気を付けるのよ”と言っておくのとそうでないのとでは、いざそういうことに巻き込まれそうになった時の対応も違ってくるかと思いますので、お子さんに、「ねえ、こんなことに出会ったら、あなたならどうする?」といった問いかけをしてみるなどして、巻き込まれないための対策に少しでもお役立ていただければと思います。😃
- 待っている間にジャンケン
体育館での運動の試験で、順番に一人ずつ並んでいるときに、(暇だったのか)しきりに「ジャンケンしよう」と周りの子を片っ端から誘う子。息子も誘われたそうですが、私に言われたとおり完全無視を貫ぬき、なんとか巻き込まれずにすみましたが、2人の子はつられて3人で列から外れてジャンケン大会をしていたとのこと。 - お手洗いで水を飛ばす
試験の合間のトイレ休憩で手を洗った後、ハンカチで拭かずに周りの人に水をかけて、かけられたうちの一人と言い争いになり大喧嘩。廊下にいた先生に、そのまま試験とは別の場所に連れていかれたそうです。 - 組み合わせでもめる
お友達に声をかけてペアを組む行動観察の試験で、2人の子が同時に1人を誘ってしまい、どっちが早く声をかけたかでもめたそう。どちらも譲らす、もめていた片方の子が泣き出したところで、監督の先生に連れられて、試験会場外へ連れていかれたそうです。 - 押してくる
集合場所から試験会場までの移動時間に、息子は後ろの子に押されたそう。あまりに何度も押してきて、前の子にぶつかるので、「やめて!」と三回言ったものの、それでも試験会場に着くまでやめなかったそうですが、それからは息子は完全無視をして、会場に着くまでひたすら我慢したとのこと。 - ずっとしゃべっている
試験場所の移動中に、お城の火事のニュースの話を一人でずっとしゃべっていて、息子も含めた周りの子に、「知ってる?ねえ、知ってる?」と聞いていたそうです。息子も誰も反応しなかったので、その子は先導している先生に、「先生は、知ってる?」と話しかけていたそう。。ちなみに先生は、「知ってるよ。」とだけ、答えてくれたそうですが、その後も着くまでずっと先生に話しかけていたそうです。 - 足をぶつけてくる
試験の間の休憩時間に、みんなで廊下の椅子に座らされているときに、息子の隣の子が足をぶつけてきたそう。「静かに待っているように。」との指示だったので、息子は「やめて!」というのも我慢して、ひたすら無視して耐えたそうです。 - カンニング
筆記試験の最中に、ある子が「先生、隣の子が僕の回答を見ています。」と言いだしたそう。先生は、他の子に「みなさんは気にしないで試験を続けて下さい。」といって、言い出した子を空いている席に移動させて試験を続けたとのこと。 - 体育館のラインテープをはがず
運動試験のときに、体育館で体操座りで順番を待っている間、体育館の床に貼ってあるラインテープを、1人の子が剥がして遊びだし、そのうち両隣の子も参加して3人で剥がして待っていたそうです。
これらの例を見てわかるように、トラブルが起きるタイミングは、行動観察や運動などの試験中ではなく、”待ち時間”と”移動時間”に集中しています。女子校はこのようなトラブルの心配はないかもしれませんが😓、この時間は特に、トラブルに巻き込まれないように注意する必要があります。
トラブルに巻き込まれないための基本的な対策は、とにかく「相手にしない(無視する)」につきるのではないかと思います。。。😅