子供はわりとすぐに忘れるらしい

夏季講習が終わった8月下旬頃から、9月の埼玉の私立小学校受験に向けてペーパーの分野を一通りおさらいしようと、三週間で全分野を網羅する問題集を買って、息子に取り組ませていました。そこで愕然としたのは、一度完璧に出来るようになっていたはずの問題が、息子が忘れて解けなくなっていたということです。😳

絵や制作もそうだったのですが、息子は習得するのも比較的早かったですが、忘れるのも早かった気がします。(笑)息子の場合は、特に夏季講習の前、6月までに仕上げていたペーパー分野の問題の解き方を忘れていることが多かったので、恐らく、息子の記憶保持期間はだいたい3か月間なのだと思われます。。。😅

この話をお教室の先生にしたところ、先生も、「そうなんです。子供って一度できるようになっても忘れてしまうので、入試まで繰り返し、やっておかないとならないんですよ。」とおっしゃっていたので、息子に限らず、子供はそういうものみたいです。(それならそうと、私が実際に気づく前に教えておいてもらえると助かったのですが・・・。😓)

今、都内校のお試験を予定されておられる方は(学校にもよりますが)本試験開始まで残すところあと1か月ちょっと、”そういえば、しばらくやっていない”と思いあたるペーパー分野の問題がもしありましたら、是非、本試験前、できるだけ早めの時期に一度、二度、おさらいして、記憶を新しく更新しておいた方が良いかと思います。😀

ちなみに、息子がすっかりできなくなっていたぺーパー分野の一つは、「交換(置き換え)」の問題です。

「チョコレート1枚=クッキー2枚」、「ケーキ1個=チョコレート2枚」、「ドーナツ1個=クッキー1枚とチョコレート1枚」といった条件が示された絵をみて、「ケーキを2個もらうには、クッキーは何枚必要ですか?」とか、「チョコレートを6枚もらうには、ドーナツが何個必要ですか?」などと聞かれる問題なのですが、特に置き換えるものが4つになると息子はうまく交換ができなくて、何度も何度も解かせて、やっと出来るようにしていた問題です。😫

解き方は色々ありますが、息子には、”一番小さな単位のものはどれかを考えて、一度、それに全てを置き換える”というやり方が一番しっくりきたようで、その方法で解けるようにさせていました。上記の例題であれば、一番小さな単位はクッキーなので、他のケーキやドーナツも、全て一度、同じクッキーの枚数の置き換えて比較しやすくするのです。この”一番小さな単位のものはどれかを探して、それに置き換える”ということをしないと、上の例の1つめの質問はなんとか解けても、2つ目の問題はなかなか解けません。。。

ところが、いざ3か月振りに息子に解かせてみると、すっかりそのコツは忘れていて、私は思わず「あんなにやったのに振り出しーーー??」とワナワナと震えるくらいのショックでしたが(笑)、さすがに一度、とことんやらせていたので、コツをもう一度教えると、すぐに出来るようになりました。😅

このように、他にも息子が3か月で忘れてしまってできなかった問題は、教わったコツ(やり方)を使えばすぐに解けるのに、そのコツが何だったかを忘れてしまっていたもの。」が大半でした。まだまだ5歳の子供ですから、自分が体感して学んだわけではない、かといって理論として習得できるだけの年齢にない子供にとっては、教えられた”やり方”を使って解く問題は、記憶から抜けるのも早いのかな、と思いました・・・。😓

お教室の先生や親が、特定の「解き方」を教えて子供が解けるようになったペーパー分野の問題は、忘却しやすいと思われますので、要注意です!😓