私立小学校の設立年

以前の記事で書いていますが、息子が受ける模擬試験会場には、お出かけ気分を味わえるよう、出来るだけ電車で遠くに行ける会場を選んでいました。(笑)その模試の会場の一つで訪れたのが、2019年からA学院大学系属校となり、人気が高まっている埼玉のR小学校です。MARCHの入学難易度がどんどん上がる中、内部進学でA学院大学まで行けるとなれば、人気が高まるのも分かります。模試を受けている間、私は講堂のような会場でこちらの学校紹介の説明を聞くことができました。😀都市部とは離れた場所にはなりますが、移転してまだ5年弱とあって、とても広い敷地に立派な校舎が立っていて、グローバル教育にも力を入れていて、学ぶ環境としてはすばらしい学校という印象でした。

その学校説明の中で、この学校のアピールポイントとして語られていたことの一つが、「本校は、中学、高校が先にできたのではなく、小学校がまず先に設立された学校です。」という点です。それまで私は、私立の小中高一貫校の設立の順序など、全く気にしてもいなかったのですが、小学校が先に出来たということは、純粋に小学生に特化して考えられた教育方針、教育理念のもとで学校が設立されているということのようです。😃

そのあと私は、当時息子が受けようとしていた学校候補リストをみて、小中高が設立した順番をさっそく調べてみました。😁すると、意外にも中高が小学校よりも先に出来ているパターンがけっこう多いのです!都内全校を調べたわけではないのですが、息子の志願校でいえば、小学校が先に出来た学校と中高が先にできた学校は、だいたい半々でした。私が調べた範囲では、小学校の方がその上の中高よりも人気が高い学校は、小学校が先に設立されていて、中高の人気が高い(中学入試の倍率が高い)学校の下にある小学校は、中高の後に設立されていることが多い、という印象でした。

ということで、志望校には、"小学校が先にできていて、中高も人気が高い学校"を選ぼうとしましたが、息子の志望校の中でこの条件を満たす学校は、ひとり親家庭では最も合格可能性が低そうなK校1校しかなかったので(笑)、最終的にそこはあまりこだわらずに志願校を選びました。😅

その設立順序よりも私が気にしていたのは、小学校が設立された年です。私が息子を私立小学校に行かせたい理由の中には、できればその学校で将来につながる人脈、特に一生の友を作って欲しいという願いがありました。公立小学校の場合、都会ではずっと同じ地区に住み続ける可能性は低いので、小学校時代からずっとつながれる幼友達を持つことは難しいと思ったのです。でも、私立小学校なら、同じ学校の同窓生としての人脈を、将来まで持ち続けられるのでは?と考えたのです。そしてその人脈は、太ければ太いほど、社会に出てからは特に、息子自身の力になると考えていたので、息子が受ける小学校には、できるだけ設立年が古い学校を選びたいと思いました。😀

調べてみたところ、幸い、息子の志願校にあがっていた学校は、基本的にどこも十分設立が古かったのですが(笑)、W小学校だけ、私が思っていたより随分と新しいことが分かり、ちょっと驚きました。そのときに、息子のお教室で上のお子さんがW小学校に通っているというお母様が、「W小学校は、保護者からの要望はわりと柔軟に取り入れてくれる反面、方針が年ごとに違ったりと、学校としての確固たる方針みたいなものが少し足りない感じです。」というようなことをおっしゃっているのを聞いたことがあるのを思い出し、それはやはり設立年数に関係があるのかもしれないな、とちょっと思いました。でもそれならそれで保護者と学校が一緒になって学校を作り上げていくことができ、ということにもなるので、私は悪くもないんじゃないかしら?と思います。😀

最終的な出願校を相談するためのお教室の個人面談で、私から「11月初旬の志願校に全落ちした場合に受ける、どこかおススメの学校はありますか?」と先生に聞いてみたところ、先生は「全落ちはしないと思いますよ。」と苦笑いしながらも、試験の時期が都内主要校とはずれている学校をいくつか紹介して下さいました。😅そのうちの一校に、2019年に開校したばかりで、人気急上昇中のT小学校がありました。進路先を考えても、希望する専攻分野があっているなら、系列大学に優先入試枠があり申し分ないので人気なのだとは思いますが、息子が入学しても先輩が一つ上の学年だけというのが気になってしまいました。やはりこちらの小学校も、模試の会場で(笑)学校説明を聞く機会があったのですが、その説明でも「上の学年の生徒がいないという点は他の小学校と大きく違うので、その点は承知の上でお受け下さい。」というような話がありました。私は、息子は一人っ子なので、せめて学校では、お兄さん、お姉さんから学びとる経験をして欲しかったのと、前述の”将来につながる太い人脈”という目的が叶いにくいのでは?と思ったので、結局、出願はしませんでした。高倍率の学校なので、もしかすると受けても合格できなかった可能性もありますが(笑)、せめて息子が受ける時点で第一期の卒業生が出ているくらいの年数がたっていたなら、是非、出願してみたかった学校の一つです。😀