お受験結果の受け止め方
試験というのは結果が伴うものなので、息子の場合も、私主導でお受験をさせた結果、受けた学校のどこからもご縁を頂けなかった場合、どのように息子とその結果を共有したらよいのかと、受験準備の間中、かなり真剣に考えました。😅
お教室の先生からは、「子供は試験結果については意外とあっけらかんとして受け止められるから、心配しすぎないで大丈夫です。それに、〇〇君(息子)は、どこからもご縁が頂けないなんてことはないですから大丈夫ですよ。」と言われていましたが、もともと私は、楽観的な性格ではなく、どちらかというと心配性なタイプであることと、息子にとって初めての受験で”失敗”した経験が先にくるのはなんとしても避けたい!という思いがあり、”受ければ必ず受かりそうな学校を何がなんでも1つは探して受けさせよう”と考えていました。(笑)
中学受験など、もう少し年齢が上がっていれば、”試験の結果だけが全てではない。それまで努力したことは、絶対自分の身になっている”ということも理解できそうですが、5歳児にはまだまだそれは難しいと思いました。なので、どうしても”がんばれば受かった”という成功体験を一つでもいいから残したいと、入試前はその”受けたら必ず受かりそうな学校”を探すのに私は必死でした。😂
でも悲しいかな。探しても、探しても、息子の苦手な何かがネックになる気がして、”どこも受かる気がしてこない”のです。(笑)1.XX倍というような倍率が低いところなら大丈夫かとも考えましたが、全入りなわけではないのだから、今度は母子家庭が理由でその数パーセントの不合格者に入ってしまうのではないか、と心配になりました。
幸い、息子は都内の志願校から合格を頂けましたが、お教室でも、やはり都内の本命校を全落ちして、近隣県で受験日が遅くされていた学校を受けて合格されているお子さんもいらっしゃいました。お教室にご挨拶に行ったときにたまたま一緒になったお母様でしたが、「うちのご縁はこの学校だったと思います。本当に行くところがあって良かった。」としみじみ、おっしゃっていました。🙂もしこの学校もダメだったら、一度公立小学校に進学して、どこかの学校の編入試験を受けようと考えていたそうです。「そうか!!ダメなら編入を狙うという手もあったのね。」とその時は私も思いましたが、編入は不定期募集ですし、編入試験を実施していない学校もあるので、そうはいっても編入を狙って希望の学校に行ける確率は、普通に入学試験を受けて入るよりも難しいかもしれません。
先日、息子を駅まで迎えにいった帰り道、息子と同じお教室に通っていた子にばったり会いました。その女の子は某有名女子校に合格して進学しているのですが、私が聞いてもいないうちに、「〇〇ちゃんも△△ちゃん(お教室のお友達)も、私が受かった学校には落ちたから、私一人だけで通学しているの。」と私に教えてくれました。😓その女の子が話している様子は、”私はなかなかみんなが入れない難関校に受かったのよ”といかにも自慢げな様子で、恐らく、親がお教室のお友達(のママ?)との競争意識が高い方だったので、その親の価値観が子供に影響を与えているのかなぁ、とちょっと思いました。
息子も一時期、「公立小学校は私立小学校よりできない子が行くところでしょ?」みたいなことを言い出した時期があり、私は息子に、「どこの学校でも、頑張る子は頑張るし、できる子はできる。私立、公立は能力の差ではなくて、お母さんがあなたを私立小学校に行かせたいと思っているのは、私立の方が公立よりも行事が多いから、お母さん一人で仕事で忙しくてできないことも、学校で色々経験できると思っているからよ。」と説明しました。
ばったりあったお教室の女の子も、うちの息子もそうですが、子供と言えど、5-6歳にもなれば、相手と自分のどちらが上位なのかを比べる意識が芽生え始めています。親の姿勢によっては、私立小学校に進学させることが、ときには子供になんの役にも立たない優越感を植え付けてしまう弊害もあるのだなと思いました。😓
あと、受験しているときは、お教室の先生にも乗せられて(笑)、ついつい人気の有名校にばかり目が行きがちで、そうした学校に受からなければ・・・みたいな気持ちにまで私自身も思いつめた時期もありましたが😅、今、受験を終えて改めて振り返ってみると、本人と学校の相性は確かに重要ですが、私が希望していた条件だけ満たせばよいなら、実はどの私立小学校を選んでも大差なかったのでは・・・?と思ったりしています。(笑)