そろそろ願書の季節です

埼玉の学校ではもう入学試験が始まっている小学校もありますが、そろそろ、本格的に願書の準備を考える季節です。面接がある学校では、この願書をもとに当日進行しますので、願書に書いた内容はとても重要です。教育方針や、志望動機など必ず願書に盛り込む必要がある点については、早めに書く内容を考え、文章にし、何回も推敲することをおススメします。これは私の個人的な経験になりますが、何回も推敲すると、その言いたい内容が自分の頭に自然と整理されて入るので、当日の急な面接官の質問にも、頭にインプットされた中からうまく合う答えを引き出して、対応することができました。😀

郵送出願の学校については、私は学校での説明会の帰りに、提出用1部と書き損じ用1部の合わせて2部、購入するようにしていました。今年はコロナ禍もあり、インターネット出願や、各学校のHPから用紙をダウンロードして郵送などに変更して対応している学校が多いようです。

ただ、出願手続きはインターネット経由でも、ネット出願後に記入して、小学校に郵送で送らなければならない書類がある学校もあると思います。小学校に郵送で送る書類は、基本的に全て手書きが基本なので、下書きが必要になります。手書きの下書きが大変ということで、パソコンを利用して書類に印字したり、フリクションペン(こすると消えるペン)で直接書く、といっているお母様方もお教室のなかにはいましたが、私は学校側が説明会などで、「手書きでなくても(パソコンなどで印刷しても)いいです。」と明言されない限りは、個人的には、手書きで出すのが良いと思います。私が説明会を回った限りでは、パソコンでも良いと明言していたのは、一昨年に新しく創設されたI小学校1校のみでした。

あと、私自身は古い価値観の人間なので(笑)、合理性よりも、手書きという労力を惜しまない姿勢を学校側にアピールしたいという気持ちがありました。

実際に模試の会場で、その日の出題などを解説していた主催者の方にも直接聞いてみたのですが、まだ大多数の人が手書きで提出しているので「手書きが望ましい」とのことでした。だた、印字で出したからといって合否に影響することはないのでは、とも言っていました。(笑)これは、受験で決められているわけでもないのに、親子で紺の色の服を着るのと似た話で、目立つ勇気がないなら、数に従って無難な方が良いということかと思います。😀

フリクションペンは、もうこれははっきりいって論外かと私個人的には思います。(笑)大事な書類に「簡単に消せるインクのペン」で書いて、万が一、学校側で書類を確認する間にこすれて消えてしまったら、どうするんでしょう??😅あと、これは私の実体験ですが、フリクションペンで書いたものを高温の状況に長く置くとインクが薄れてくるので、そのリスクもあります。

っていうか、そもそも受験願書を消えるもので書くって、なんだか縁起悪くないですか?(笑)

ちなみにフリクションペンは、願書に使うのではなく、子供に同じ問題集を何回かやらせたい場合にフリクションペンでさせると、コピーをしなくてもまた消して何回もやらせることができるので、コピーよりも安く済みますし、おススメです。(笑)

手書きの願書は、私はまず、パソコンで下書きをしました。最初にパソコンで下書きをしたのは、文章の推敲を重ねるときに書き直しがしやすいためです。パソコンで下書きする前には、自分が手書きで書こうとする文字の大きさを決めてから、その後、用紙の大きさに対して、横一行に入れる文字数と縦の行数を決め、全体の文字数に収まるように、パソコンで下書きを作成しました。

その後、実際の用紙に鉛筆で下書きをしていったのですが、印字した文字数の通りに手書きで書くのは思ったより難しく、私の場合、実際には印字で予定していた文字数のスペースをオーバーしないと、手書きでは同じ内容が書けませんでした。人によって文字のクセが違うと思いますが、私の場合は、パソコンの下書きは、手書きで入れようとする全体の文字数よりも、少し足りなめくらいにしてちょうどよい感じに収まりました。

ここで、もう一つ気を付けたことは、「書類はできるだけ余白を残さずに、全部文字で埋めて出す」ことです。これは、お教室の先生にも指導されました。目安としては、少なくても、最後の行の半分を超えるまでは書いた方がいいようです。

多くの学校で問われる教育方針や志望動機などについては、私はとにかく抽象的にならないように、できるだけ具体的なエピソードで書くように努めました。この点については、次回以降の別記事で具体例をご紹介したいと思います。😀

今年はインターネット出願なので、ちょっと違うかもしれませんが、願書を郵送するときに、「出願する学校の受験日が重ならないように」考えて提出しようとしているお母様たちもお教室に多くいらっしゃいました。例えば、誕生日順に受験番号を毎年決めている学校であれば、ネットでここ数年の情報を検索すると受験番号を付与する順番の傾向が見えるので、「去年は×月生まれから始まったから、今年は×月生まれか始まるはず」という予想を立てることが可能です。一方、郵送受付順などで受験番号を付与するような学校であれば、受付期間の最初に出せば早い受験日、受付期間の後半に出せば遅い受験日などをねらうことも可能です。こうした想定を組み合わせて、できるだけ一つでも多くの志願校を受けられるよう、ねらおうというわけです。😃

私も最初は、ネット情報などをくまなく検索し、あと、お教室の先生からの情報も頂いて、全ての志願校をなんとかうまく受験日をずらして受けられるように願書を提出できないか、考えに考えぬきました。でも。。。どんなに計画を練っても、どれも所詮、想定でしかないため、いつどの学校に出すのが一番可能性があるのか頭が混乱してきてしまい、むしろ、こんなことを考えているうちに、出願期間を間違えて出しそびれる学校が出るのでは?と不安になってきました。😓

そして、お教室の先生もこうおっしゃいました。「どんなにたくさんの学校を受けられたとしても、入学できるのは合格した中からたった1校ですからねぇ。」と。

確かに、おっしゃる通り。(笑)

そこで私は、どの出願校も深く考えず願書受付の初日に郵送することにして、「もし試験日が重なったとしても、その時点で受けると選んだ学校が、ご縁のある学校だ」と思うことにしました。

でも、お教室のお母様の方の中には、受験日が重ならないよう思考を重ねて、ねらい通りに受けられた方もいるにはいたようですので、ダメもとでTRYしてみる価値はあるかもしれません。😀