男子小学校R
以前の記事に書きましたが、当初、私は息子の志望校には共学のみを考えていたのですが、R小学校の先生のお話を聞いてから、「男子校もいいじゃない!」と思うようになり、志望校の一つの選択肢として考えるようになっていました。
都内で代表的な男子小学校といえば、R小学校とG小学校になるかと思います。
よく私立小学校の入試のタイプで分けられる分類、筆記の得点が重視されるペーパー校と、筆記以外の得点が重視されるノンペーパー校の分類に当てはめるならば、R校はノンペーパー校、G校はペーパー校になるかと思います。(ただし、最近はどの学校でも、行動観察などノンペーパーの部分が重視される傾向にありますし、R小学校でも筆記(ペーパーの問題)が出ないというのではなく、例えば数の問題などはペーパーテストという形ではなくても、対面で問われる形で出たりするので、この区分が必ずしも適切とは言えないかもしれませんが、一般的に言われる分類に当てはめてみると、という意味です。)
お教室の先生の話では、R小学校の場合、通常は本試験の前に校長先生に合うためのアポを学校に電話して取り、親が教育相談という形で訪問する慣習があるとのことでした。その教育相談は強制ではないので、しなくても試験を受けることは出来るそうですが、本命校として挑戦するのであれば、できれば教育相談に行っておいた方が良い、と先生からはアドバイスを受けました。
「保護者の面接は本試験でもあるのに、その前の教育相談では何を話すんですか?」と私が聞いたところ、先生はなんとなく言いにくそうな様子でこう答えました。「これまでの生徒さんの例では、お父様がOBで話が盛り上がることもあるようですし、その場の流れで個人によっても違うようですが、せっかくの機会なので、”入学後にどのような形で学校に協力することできそうか”ということについては、できるだけ具体的に話してきた方がいいと思います。」と。。。
なかなか大人な言い回しでしたが(笑)、先生のいわんとすることは、なんとなく分かりました。(笑)さすがにそれ以上、その場で先生に深く聞くようなことはしませんでしたが、同じお教室のお母様で、R小学校を受験するといっていたお母様に後で聞いてみたところ、そのお母様の"協力"のご予算は3Mくらいと教えてくれました。もちろん、試験は子供の力で受けなくてはなりませんが、親の財力に余裕があれば、子供が選べる進路も広がるのよね、、、とつくづく思った記憶があります。😑
私の場合、入学案内に書いてあるレベルでは、出来る限り学校に協力しようと思っていましたが、それ以上に"協力"することは考えていませんでした。というより、協力したくてもそれ以上は難しい、というのが本当のところでした。😅そしてなにより、わざわざ校長先生のお時間を頂いて会いに行くのに、しかたないとはいえ、両親揃ってではなく、母親の私一人きりで校長先生を尋ねるという勇気が、そのときの私にはありませんでした。😓
結局、R小学校の入学試験は11月初旬で、他の都内の主要な小学校と重なっていたのもあり、私としては、学校の雰囲気や先生のお話がとても気に入っていた学校なだけに残念でしたが、結果として、R小学校への出願は見送ることにしました。でも今思えば、もしかすると、R小学校の教育相談での”協力”の話は、実際には受験者側が勝手に必要だと思い込んでいるだけの話かもしれませんし、息子の進路の可能性を広げる意味でも、事実を確認するために、教育相談だけでもアポを取って勇気を振り絞って行ってみても良かったかな、と思います。