試験の手ごたえと結果

息子は、わりと「試験の手ごたえ」と「試験の結果」が一致する子でした。

もちろん最初の数か月は、できることよりもできないことの方が圧倒的に多かったので、

手ごたえもなにも、「何ができてないのすら分からない」状態でした。😅

でも、小学校受験の準備を始めてから3か月くらいたった頃から、

私が「あとで、お話の記憶の問題に何が出たか、お母さんに教えてね!」と頼むと、

だんだん、一生懸命問題を覚えてくるようになってきて、私に教えてくれるようになりました。

今思うと、これはお話の記憶が苦手だった息子にはとても効果的な訓練だったと思います。(笑)

そして、試験を重ねるたびに、お話の記憶以外にも、息子は出題された内容をよく覚えて帰ってくるようになってきて、

私が手ごたえを尋ねると、自分が出来なかった問題まで詳しく話せるようになりました。

8月頃には、試験の後に息子が言う手ごたえと実際の試験の結果がほぼ一致するようになって、

その頃から、息子もできないことよりも出来ることの方がぐっと増えていったように思います。

この、試験の自分の手ごたえと実際の試験結果がだいたい一致する、というのは、

本番の試験でも非常に役に立ちます。

よほど志望校を絞って受けるか、単願受験でもしない限りは、

複数校に出願すると、多くの場合、受験番号や受験日程は小学校側に決定する権限があるので、

1次試験は2校とも受けられるけれど、2次試験は日程が被ってしまった

とか、

ある学校の2次試験に、ある学校の1次試験が重なってしまった、

という状況になって、どちらか一校を選んで受けなくてはならない、という事態が起きます。

このようなとき、本人の手ごたえが普段から試験の結果と一致していれば、

前者のケースであれば、1次試験の手ごたえによって、2次試験を受ける学校を選択することができますし

後者のケースであれば、1次試験がイマイチだった場合はその学校の2次試験は捨てて、被った別の学校の1次試験を受ける、

といった選択を、迷わずすることができます。

実際の息子の試験本番では、この後者のケースで、「早くに受けた方の学校の1次試験の手ごたえが良かった。」学校が1つあったのですが、

この場合は、まだ試験を受けていない方の学校は受けずに、1次試験で手ごたえの良かった学校の2次試験をそのまま受けました。

結果として合格を頂いた学校は全て、息子の手ごたえが良かったところです。

でも、

息子の手ごたえが「ものすごく」良かったにもかかわらず、不合格となった学校がありました。

小学校受験は、子供本人の能力以外にも、家庭環境など色々と見られる側面のある試験ですから、

必ずしも本人が試験で発揮した能力だけではない結果になることはあるのだと思います。

息子はこの学校の試験の後、「ものすごくできた。これで受からなければおかしいと思う。」と言っていたくらい、受験した中でもすごく良くできたと言っていたので、

恐らく、私は事実もそうだったんだと信じています。

じゃあ、不合格だった原因は何か。

お教室のお母様に聞いた話では、こちらの学校は「兄妹そろって通っているケースが多い」

「親が開業医など裕福なご家庭の子が多い」という学校らしいとのことでした。

実際のところ、どのように合格を決めているのかは各学校にしか分からない話ですが、

私個人的には、恐らくこちらの学校は、ひとり親家庭はNGの学校だったのかなと思います。

そして、子供二人を私学に通わせるくらい経済的にも余裕があり、親もそれなりのステータスのお仕事についているご家庭を望んでいる学校だったのかなぁ、と。

それならなるほど、我が家はどれにも全く当てはまらないですから、落ちるのも納得です。(笑)

ちなみにこの学校は、もともと私たちの志願校ではありませんでしたが、お教室の先生に、

願書は出すだけ出すよう勧められて、たまたま受けることが出来てしまった学校です。😅

息子もいまだに、「あの学校、受からなかったのは納得いかない。」といいますし、

納得のいかない不合格をもらうくらいなら、志望校でもないのに、わざわざ受けなければ良かった、

と今でも思います。(笑)

これから受験されるみなさんは、くれぐれも、人に流されず、自分自身で出願校を決めることをおススメします。。。