積み木とパズル

巧緻性の分野でもあり、ペーパーでも出る分野になりますが、

当初、息子は積み木とパズルが苦手でした。

(っていうか、息子の場合、もう、ほとんどのものが苦手でしたが。(笑))

いずれの課題も、実際に積み木を積む、パズルと組み立てる、という

実技のかたちで出題する学校はそう多くないかもしれませんが、

ペーパーでは、

積み木は四方観察(立体を四方向から見て、その方向から見た正しい絵を選ぶ問題)

として、パズルは図形の問題にかたちを変えてよく出題されるので、

やはり、少なくても知識としては理解しておく必要がある分野です。

でも、この2つを知識として理解する前には、まず、

実際に積んでみる、組み立てるといった体験が必要な気がします

子供は実生活において体験したことのあることの絶対数が少ないので、

まだやってみたことがないことは実際にさせてみて、

自らの実体験に基づいて理解させることが、少なくても息子には、

必要なようでした。

息子が積み木が苦手だった理由は、単に、

息子は積み木を積んで遊ぶということを幼少期にほぼしていなかったので、

実感として、なにかを立体的に捉える能力、感覚が育っていなかったのだと思います。

普段はほとんど宿題は出されないお教室でしたが

息子が授業で見本の通りに積み木を積むという課題が全くできなかったときに、

もし可能であれば、ご自宅にある積み木でいいので、自分で実際に積んでみることを

させてみて下さい。」と先生からもアドバイスされたのですが、

自宅には積み木がなかったため、

とりあえず購入して、実際にさせてみることにしました。

私が買った積み木セットには、積み見本のようなものがついてきたので、

まずはそれを見ながら積む練習をさせてから、あとは、

私が積んだものを数秒見た後に、息子がそれを覚えて真似して積む

という練習を繰り返しさせました。

息子は、もともと聞く記憶は苦手でしたが、見る記憶は比較的得意だったので、

それに、積み木を実際に自分で積む経験をして立体の感覚を得たことで

「見本通りに真似して積む」ということは、

わりとすぐに出来るようになりました。

ペーパーの四方観察の問題も、積み木が積めないうちはやはり

ペーパーの中では苦手な問題になっていたので、ペーパーの四方観察の問題を

実際に積み木で積ませて、答えを確認させることを繰り返しさせたりしました。

そして、「余力があれば、やるといいですよ。」とお教室の先生に紹介されたのは、

「立体パズル」です。。。

これは息子の苦手な要素が二つ、

「積み木」と「パズル」が組み合わさった最強に息子が嫌いなものでしたが、

残念ながら息子には余力がなかったので、こちらはスルーさせて頂きました。(笑)

息子はペーパーにも良く出題される、三角パズルの合成は、

三角形というかたちである程度パターン化できるためか、

最初は苦手でしたが、練習するうちになんとかできるようになりました。

でも、いわゆる、1つの絵を完成させるような本当のパズルだけは、

最後まであまりできるようにはなりませんでした。(笑)

というか、このようなパズルが出題される学校は、(私が調べた限りでは)

そんなに多くはないようでしたので、

途中で見切って、この分野は捨てたというのが、正直なところです。😅

一応、実行した練習方法としては、私が子供用に売っているぬり絵の本を買ってきて、

息子がそれに色を塗り、息子が塗った絵の上に私がマジックペンで曲線を引き、

息子がその線の通りに切って元の絵に戻す、といった一連のことをしました。

何枚(何冊)も練習させたので、塗る、切る、はかなり上達しましたが(笑)

肝心のパズルは、設定した時間内に元の絵に戻せないことが多かったです。

これは私個人の、感覚的な意見ですが、

パズルって、なんとなくその人の持っているセンスがあるような気がしています。

もちろん、どんな人でも練習すればある一定レベルにはなるでしょうが、

素の部分で「得意とする人が存在する」分野ではないかと。。

そして、息子は(私もですが)、そのセンスがイマイチだと感じました。😅

今、息子は自宅で算数の先取り学習をしているのですが、

この小学校受験で出る積み木(立体)と三角パズルは、

3年生くらいのレベルの算数につながっていました。

息子は一度お受験でやっているので、今度はスムーズに理解ができています。

これ以外にも、受験本番には出なかったりして、その時は、

「そこまでやる必要がなかった。」と思う課題の中には、

入学してから結果的に学習の先取りになっているものが結構あるので、

せっかくの受験の機会ですから、一通りできるだけやっておくと

後々に役立つと思います。