中学受験が前提の私立小学校

都内近郊には、小学校までしかなく、

中学受験を目指すことが前提の私立小学校があります。

他にもあるかもしれませんが、

私が知る限りでは、都心に近いH小学校都心から西に離れたところにあるK小学校

そして神奈川県のS小学校です。

いずれも、中学受験では難関校への進学に高い実績があって

いずれも中学以降の附属校はない一方で、付属幼稚園からの内部進学はあります。

このうちK小学校だけはやや、最近は倍率が2倍程度に落ち着いていますが、

他の2校は4~5倍(男女で異なる)と、都内有名私立にも引けをとらない、それなりの激戦です。

ただ、都内からの受験者の場合、私の知る限りでは、

こちらの2校と都内の同じ4~5倍の私立小学校と併願し、

いずれも合格した場合は、後者に進学された方が多い印象でした。

H小学校の附属幼稚園は、実は夫が亡くなる前に説明会に参加したことがあります。

その時の印象がとても良かったのもあって、H小学校は、

この3校の中では、私の中では息子の志願校として最後まで検討していた学校でした。

H小学校は、IT教育にも国際教育にも力を入れていて、とても魅力的な学校だったのですが、

できれば、「中学受験ありき」ではなく、内部進学の道がありつつも

もし本人が受験したければできるという、

ある程度将来の幅を持たせた中で小学校生活を送らせたい

と贅沢なことを考えていた私は、結局、H小学校への出願は見送りました。

でも実際のところ、中学受験って、こんな「どっちつかず」で

挑戦できる甘いものではないのかもしれません。(苦笑)

背水の陣で臨むからこそ、

きっとこの3校の生徒さんたちは、中学受験で優秀な結果が残せているのでしょう。

さてさて、話をもどしますと、

私は、K小学校の学校説明会にも行きましたが、

ネットでは色々なうわさも目にしたので不安でしたが、実際に行ってみると、

先生方も含め、学校自体はとても明るく

本当にオープンに学校の様子を見せてくれて、私としてはとても好印象でした。

やはり、学校の評判などは、ネットではなく、自分の眼で確認することが大事です!

子ども達も、「受験があるから、いかにもガリ勉?みたいな子ばっかりかな?」と思いきや、

すごく元気に、休み時間も走り回って元気いっぱいなお子さんが多い印象でした。

男女別の募集定員ではないためか、オープンスクールを見る限りでは、

男子の数が多いように見えました。(印象としては、男:女=3:1くらい? )

この学校は、倍率だけみると難関校ではないかもしれませんが、

ここ数年、定員割れしているところを見ると、

「定員に達してなくても、入学時点で学校が定めるレベルに達していない子は入れない」

学校なのかな、と思ったりしています。

さて最後に、神奈川県のS小学校ですが、

この学校は、神奈川県では、志願者の多い、とても人気のある私立小学校です。

ただ我が家の場合は、こちらの学校は通学時間の制約(1時間以内)があったため、

志望校としては検討しませんでした。

あと、お教室の先生からは、神奈川の私立小学校にありがちな、

東京の試験が始まる前の、いわゆる練習受験組は歓迎されないので、

本当にS小学校を第一志望としているのかについて、親子面接ではかなり厳しく

聞かれることがあると伺いました。

こちらの学校をご希望される方は、少なくても学校説明会には必ず出席し、

面接の受け答えについても、かなりしっかり準備して受ける必要があります。

(実際にお教室で受けた方のお話では、面接はとても張り詰めた緊張感ある雰囲気で、

受けた学校の中で一番緊張したとおっしゃっていました。。)

ひとり親家庭での受験という意味では、ちょっと場所は都心から離れますが、

この3校のうちK小学校は、

「面接試験は、都合がつかない場合、保護者1名でも良いですよ。」との

説明があったので、受けやすいかもしれません。。。