私立小学校のその先
私立小学校に入学しても、
息子の人生はそこがスタートで、その先、中学、高校、大学とどのような選択肢があるのか、
小学校を選ぶ際には、その「出口」も見据えておく必要があると私は思っていました。
以前の記事にも書きましたが、
私は今でも、小学校卒業後は、息子には中高一貫校に進学させたいと考えています。
私自身は、普通に公立中学から高校受験、大学受験をしましたが、
中高の6年間は、「偏差値だけを追って、ひたすら受験のために勉強していた。」
という思い出しかありません。
このおかげで、いわゆる「学力」はついたと思いますが、
一方で、「自分から何かに気づいたり、興味を持って能動的に学ぶ楽しさ」
を経験する余裕はありませんでした。
興味があってもなくても、とりあえず、試験に出るものは何でも勉強するという感じです。
そのためか、私はいまだに、
「期限付きで、やることが見えている仕事」を片付けるのは得意ですが、
「ゼロから自分でアイディアをまとめて作りあげる仕事」は苦手です。
もちろん、つらい受験戦争を勝ち抜いて、自分の努力にそれなりに見合う結果が得られれば、
それがその後の自分の自信にもなりますし、悪いことだけではないと思います。
でも、6年間の間に、2度の受験は多すぎる気がします。
一方で、大学は、自分の将来に直接的につながる進路になりますから、
私は息子には、自分で選んだ学校を受験して進学してほしいという気持ちがあります。
なので、今回、息子の志願校を選ぶときも、
「できれば、附属大学への内部進学が大前提となっていない小学校が良い。」
と思っていました。
こう考えたそのほかの理由としては、
小学校に入る時点で、私が10年以上先の息子の将来の方向性まで道筋を決めてしまうこと
に自信がなかったのと、今は価値があると考えられている進学先が、
この先の10年も同じ価値で存続している保障はないと考えたためです。
ただ、大学まで内部進学が前提となっている学校も、内部進学するためには、
厳しい条件が課されるところがあるようです。
これは、W大学に内部進学することが前提の私立小学校に、
娘さんを通わせているお母さまから直接聞いた話ですが、
W大に内部進学するための規定の成績に足りず、高校3年で留年する生徒もいるのだとか。
あと、小学校入学後も、内部進学用の塾があり、そこに通って成績を維持するお子様が
多いというお話も。。
有名大学に内部進学可能な小学校に入っても、決して楽に入れるところばかりではないようです。
結果として、息子が受けた学校は、
内部進学しようと思えばできる付属の中高一貫校があり、
附属大学があったとしても、大学から外部に進学することも想定されている学校となりました。
息子は私と一緒に取り組んだ小学校受験が楽しかったとのことで(笑)、
中学受験も一緒にやりたいと言っていますが😅、現時点ではどうするか決めていません。
息子が今、通う小学校にすごく馴染んで、同級生と同じ学校に進学したいと思えば
内部進学すればよいと思っています。
でも、「中学から受験で外部に出たい。」と思ったときに、その進路も選べるよう、
今回、いざ私立小学校に進学しようとしたときには何の準備もしておらず、
受験勉強のスタートが遅くなり息子に苦労をかけてしまった反省を生かして、
早くから準備だけはさせてあげたいと思っています。