一人で面接を受けてみたら
今回は、実際に私が一人で面接試験を受けにいったときの様子をご紹介したいと思います。
基本的に、小学校受験の面接には、どこも両親揃って来ているケースが多かったということは、
以前の記事にも書きました。
「面接は必ずしもご両親揃っていなくても良いです。」と説明していた学校は複数あったものの、
実際に、息子が受験した学校で、
私以外に、ひとり(母親のみ)で面接を受けに来ていた親を、
私自身の目で試験当日に確認できた学校は、埼玉で受けた1校のみでした。
その学校は、面接会場の入り口で、
「何かお預かりするものがあれば、こちらで預かります。」
と言っていて、見かけたそのお母様は、何か封筒のようなものを出して、
「すいません、本日は私一人で面接に伺いました。」と言っていました。
恐らく、その方は本当にひとり親なわけではなく、御主人が仕事か何かで都合が悪く、
それを示す何かを持参したのだと思います。
ちなみに息子が通っていたお教室でも、
もしどうしても面接に両親揃っていけない場合は、
行けないことを詫び、やむを得ない事情であることを本人が説明した手紙などを
できれば持参した方がよいと指導されていました。
ちなみに私も念のため、
「うちの場合は、どうしたらいいでしょう?死別で夫はいないので・・・
という手紙を私が書いて持参した方がいいですか?」と先生に聞いてみたのですが、
先生からは笑って、
「〇〇さん(私のこと)の場合は、願書を見れば学校側も理由がわかるので、
お母様がわざわざ書いて持参する必要はありません。」
と言われたので、あえて持参しませんでした。。😉
どの小学校も、面接に行くと「待合室」に通され、
他の面接に来ている数名の親御さんたちと一緒に待つ時間があります。
まず、私が一人で待合室に入っていくと、
同じ部屋になった他の親御さん(特にお母様の方)の多くは、
「驚いた」顔で私を見ました。
「子供のこんな大事な日に、一人で受けにきたの???」
みたいな目で、見られた印象です。(笑)
そういう目で私を見たお母様たちは、恐らく
「ひとり親家庭の子は私立にこない。」という先入観があったのだと思います。
多くの人が、「夫婦そろって来る。」とされる場所に、
母親一人でそこに入っていくことは、
想像以上に「強いメンタル」が必要になります。(笑)
そこで周りの目を気にして、気持ちが引いてしまうと、
実際の面接でも力が発揮できなくなりますから、
もしお一人様で面接に行く際には、
そうした周りのお母たちから好奇の視線を浴びる可能性があることも十分に覚悟して、
強い気持ちで、毅然とした態度でのぞめるようにしましょう!
一方、実際の面接室に入ったときは、
学校側は事前に願書などの資料でひとり親であることを把握しているためか、
私一人で入室しても、面接官の方は、特に驚いた様子はみせませんでした。
もう一つ、親一人で面接を受ける際の注意点として、
面接室に入る前までに、特に親子面接で子供が一緒の場合は、
「どの位置の椅子に座るか。」は事前に決めて置くと良いと思います。
面接室には、両親で来ることを前提に椅子が設定してありますから、
子供のどちら側に親が座るのか、両親用に二つある椅子のうち、どちら側に自分が
座るのか、を決めておかないと、
意外とその場で「どうしよう。どっちにしよう。」と動転するものです。
ちなみに私は、親のみの面接のときは、面接官に対して左側の椅子、
子供が一緒の時は、子供の右側の椅子に座るようにしていました。
実際の面接で聞かれた質問は、息子が受けた小学校の多くはどこも似たり寄ったりで、
以前の記事でご紹介した回答案でほぼ対応できるものでしたが、
埼玉の1校だけは、親に対して他校とは違う質問がありました。
それは、
「はじめに、お母さまの自己紹介をお願いできますか。」
というものです。。😱
息子のことや息子の教育方針については、十分語れる準備をして行きましたが、
まさか、私自身の自己紹介をすることになるとは想像もしていなかったため、
この質問が来たときは、私は頭が真っ白になりました。(笑)
幸い、私は仕事でクライアントに自己紹介をする機会は良くありましたので、
「子供の学校で母親としての自己紹介なのに、私の仕事でする自己紹介と同じ内容でいいの?」
という不安を感じつつも、他に持ちネタもなかったので(笑)、
現在の私の専門分野や仕事の内容、勤務地、勤続年数などを答えた上で、
仕事のない週末は息子と主にどのようなことをして過ごしているか、
について少し情報を加え回答することで、なんとかその場を乗り切りました。
余力のある方は、「親の自己紹介」も面接用に準備しておくと、
より安心かもしれません。(笑)