シングル家庭はお受験に不利??
私が経験した範囲では、小学校受験を志すご家庭の99%はご両親が揃っていた印象なので、
「シングル家庭は小学校受験に不利なのか?」という問いに答えるとしたら、
少なくても、ほぼ他のみなさんが普通に揃えている条件が欠けている時点で、
シングル家庭でのお受験は、残念ながら、マイナスからのスタートであることは間違いないと
いえるでしょう。
ただし、「シングル家庭であることが、最終的な合否の判断基準にならない学校はわりとある。」
というのも私の実感です。というのは、実際に息子がご縁を頂けた学校が複数あるからです。
もちろん、その逆で、両親揃った家庭であることが重要な合否の判断材料になっている学校もあると思います。
例えばですが、週刊誌などの報道によると、
小倉優子さんが今の歯科医のご主人との再婚を急いだのは、
息子さんの小学校受験に間に合わせたかったから、とも言われたりしていました。
真実かどうかは分かりませんが、もしこれがもし事実ならば、
今、小倉優子さんの息子さんが通われている私立小学校は、
両親が揃っているご家庭が大前提で、もしかすると父親の職業なども試験で考慮する
学校、という可能性が考えられます。
これはあくまで週刊誌の報道なので憶測の域を出ませんが、
ご両親が揃っているご家庭を大前提とする学校は、確かに存在します。
実際に私が知っている学校の例ですが、願書の説明書類に、
「わが校は夫婦帯同を原則としておりますので、面接にはご両親揃ってお越しください。」
と明記している私立小学校もありました。
そしてたまに、
「死別はよいが、離婚の場合は受験に響く。」というような情報を見かけますが、
うちの場合は死別ですが、わたくしの実感としては、
「死別であろうと、離婚であるろうと、
いずれにしてもひとり親なことには変わりないので、受験には関係ない。」
と思います。
なぜかというと、死別か離婚かを受験で聞かれることもなかったですし、表明する機会もなかったからです。
おそらく、ひとり親ということで学校側が一番懸念することは、
「他のご両親のいる大多数のご家庭と同じレベルで子供の学校生活をサポートできる環境を整えられるか。」
ということのような気がします。
そういう意味では、どのような形でもいいので、万が一のときなど、母親以外にも学校生活をサポートできる体制があると言えるように準備しておくことは、必要になるかもしれません。
色々書きましたが、まとめると、
「死別、離婚問わず、シングル家庭であることは、
お受験で不利になる学校はあるかもしれないが、合格すること自体が無理なわけではない。」
といったところでしょうか。。