コロナ禍でのお受験、ひとり親家庭には不利?!
コロナ禍におけるひとり親家庭のお受験は、コロナ禍前にお受験に比べて不利になっているのでしょうか・・・?前回までの記事で書いたように、コロナ禍となり、ペーパー試験など子供自身の能力を発揮できる場である試験時間が短縮される傾向がある中では、子供の置かれている家庭環境がより重視される方向にある可能性は否定できないと思います。😥ただ過去の記事にも書きましたが、もともとひとり親家庭でのお受験は、そもそもお受験をする大半のご家庭はご両親が揃っているという現実がある以上、そのどちらかが欠けているという時点でお受験において多少なりとも不利であることは、コロナ禍前でも同じでした。重要なのは、両親が揃っているということがその学校の合格基準において必須要件なのかそうではないのかということです。🙂だからこそ、志望校選びが重要になるのですが、この点については過去記事に詳しく書いていますので、興味のある方はご覧いただければと思います。😀
さてここで、このコロナ禍だからこそ、ひとり親家庭でお受験を目指す上で、事前に考えておくべき大切なことをひとつアドバイスさせて頂ければと思います。できるだけ両親揃った家庭の子供を優先させたいと考える学校には理由があり、恐らくそうした学校の大半は、ひとり親で入学後の子供の学校生活を確実にフォローできるのかという懸念があるのだと思います。例えば、子供に何かあったときにすぐに親に連絡が取れ、迎えに来ることができるのかといったことです。これは、もしかするとひとり親家庭に限らず、フルタイムで共働きのご家庭にも共通することかもしれません。コロナ禍となり、多くの私立小学校ではオンライン授業が実施されましたが、当然、低学年の子供が自宅に一人きりでオンライン授業や課題に取り組むことは難しく、その間の親のフォローは必須です。😣そうなった時に、親が在宅ワークができない仕事で、他に子供のケアを頼める人もいない場合は、途方に暮れることになります。。さらに、オミクロン株になってからは子供への感染が広がっているため、学校閉鎖や学年閉鎖、学級閉鎖があちらこちらで行われています。私立小学校は自校の判断でその決定ができることもあり、公立小学校に比べてもその頻度や日数は多めです。😓急に「来週から4日間、学級閉鎖です。」と連絡がきたときに、その間、すぐに子供に付き添って過ごせる体制を整えることができるかといったようなシミュレーションは、お受験を考える前に、十分検討しておく必要があると思います。せっかく合格を頂いたのに、いざ入学してみると学校生活の維持がままならない・・・といった現実に直面することがないよう、何等かの対策を立てておくことは必要でしょう。。よく、ひとり親でお受験に合格しやすい条件として、以前から「祖父母と同居、あるいは近くに祖父母(あるいは祖父母でなくてもご姉妹などの近い親戚や誰か)がいて、親以外に子供の世話を頼める人がいる場合」といったことが言われていました。ひとり親でも在宅ワークができる仕事の場合はさほど心配いらないかもしれませんが、そうでない場合、この条件は、このコロナ禍ではお受験で合格するために必要な条件というよりも、入学後、コロナ禍でお子さんが学校生活を送るために必要な条件になってくると言えるかもしれません。(ちなみに私自身はコロナ禍を機に、幸い、在宅ワークに切り替えられる仕事だったのでなんとかこれまで一人でやってきてはいますが、それでも在宅となった子供を横でフォローしながら仕事するのはかなり大変です。。😅)でもこれって、私立小学校に関わらず、公立小学校に通うお子さんでも、このコロナ禍で在宅ワークのできないひとり親家庭では同じ悩みがあるのかもしれませんね。。。😣