ペーパーテスト、ラストスパート

以前の記事で、ペーパーについては昨年のこの時期、過去問を中心としたテスト形式の練習を息子にさせていたことを書きましたが、それに加えて、本試験の2週間前くらいから、息子が以前から苦手としていたペーパーの問題を1日2種類ずつPick Upして”やり方を思い出させる”目的で集中的に復習させて行きました。今回はその集中的に復習した問題をいくつかご紹介します。😀

1つは積み木の問題です。この問題は、実際の積み木を積む練習を組み合わせることで息子は一度はクリアした問題ですが、積み木とはどうも相性が悪かったようで😓、しばらくたつと、その感覚が鈍ってしまっていました。。特に”隠れた積み木”を聞かれる問題は、あんなに何回も解き方を教えていたにもかかわらず、この時期になると、解き方がすっかり元に戻っていました。(笑)”隠れた積み木”の問題とは、正面から見た積まれた積み木の立体図があって、その図からは見えていない積み木が何個かを聞かれる問題です。この問題の解き方のポイントは、”隠れた(見えない)積み木を数えようとしないこと”です。隠れた積み木は何個ですか?と聞かれると、子供はついつい、隠れた積み木を想像しながら数えようとしますが、それはなかなか大人でも難しいものです。ではどう解くと良いかというと、まずはじめに全体の積み木の数を数えてから、正面の立体図に見えている積み木の数の分を引いて隠れている積み木の数を出すのです。息子にそう説明すると、「そうだったー。」と言ってすぐに思い出しましたが、このように、本試験の2週間前からは、こうした”解き方のコツを忘れるとできない問題”を集中的に復習するようにしました。

あとは、分ける問題もちょっとした”解き方のコツ”が必要な問題の一つです。息子は数の問題は比較的得意だったので、「3人で6個のリンゴを分けると1人何個ずつになりますか?」といった問題は、特に解き方を教えなくてもできました。でも、“片方の子がもう一人の子よりも2個多くなるようにわける問題”は、解き方にコツがいります。「●個多くなるように」とある場合は、「●の数だけはじめからよけておいて、半分にしてから多くしたい方に●の分だけ足して分ける」のですが、これも、「最初に●の数だけよけておく」というコツを覚えておかないと、答えを出すのにけっこう苦労します。これも息子はきれいさっぱり忘れていました。。😓

また、パズルの問題は、これも積み木と同様、実際にパズルの実践練習を組み込むことで、当初に比べれば息子はかなりできるようにはなっていましたが、それでも図形の構成の問題は、息子は解けても時間切れになることが多く、とても苦労しました。図形の構成とは、ある図形を構成するピースが4~5個くらい提示されて、その中から1つだけその図形にいらないものを選ぶという問題です。この問題も、選択肢のピースを1枚、1枚、元の図形に照らし合わせて見ていくやり方をしてしまうと、解けるにはとけますが、制限時間内に解くことはできません。この問題の解き方のコツは、まず、選択肢のピースの中で、”同じ部分が描かれているピースがないか”を探して、他のピースとの組み合わせをみて、どちらか一方を選ぶ、というやり方をすることです。最初に何も言わず、久しぶりにこの問題に取り組ませてみると、息子は案の定、図形とピースの間を行ったり来たりして、選択肢にあるピースを1から順に、全て図と照らし合わせながら解こうとしました。(笑)

全般的に、息子の場合は、図形や空間認識に関わる問題が、時間が空くと解けなくなっていたように思います。ペーパーテストの練習以外で、まだ小さい子供は、普段、あまりこうした感覚や認識を使って生活していないのかな?とちょっと思ったりしました。