残り1か月の心の持ち方
10月に入った昨年の今頃、「あー、いよいよ都内の本試験まで1か月切ったね・・・」と親子で話していたのをよく覚えています。私は、「まだ出来ていないことがたくさんあるのに、間に合わない。」という焦りが正直ありましたが、でもよく考えてみると、「じゃあ、何か月あれば、十分って言えるの・・・?」と思ったときに、結局、何か月あっても切りがない(足りない)ことに気づきました。😅
そこで、残り1か月を切って、私は次のように過ごすことに決めました。
- 息子が現時点でできていないことは、現状レベルの維持を目標として、それ以上を目指させない
- これから新しい問題、課題には取り組ませない(=捨てる)
- 難しい問題・課題はやらせずに、基本的な問題・課題を中心に自信を持たせる
- 息子のモチベーションや気持ちをあげる工夫、声かけをする
- とにかく私が落ち着いた態度で、”大丈夫、なんとかなる”というおおらかなムードで過ごす
親が良い意味で開き直り、焦らず過ごすということは、この時期、子供の気持ちを安定させる上でとても大切だったように思います。お教室の先生のお話では、この時期の親の緊張感は、子供にダイレクトに伝わりやすいので、この時期、おおらかに構えているお母様の方が、本番でもお子さんが力を発揮できるのか、例年良い結果を手にしているとのことでした。実際、お教室の中には、お母様がピリピリしすぎるあまり、この時期、チック症状を起こしてしまっているお子さんもいました。。。
息子はぺーパーが一番得意だったのですが、ペーパーで自信を持たせるために、この時期、例えば総仕上げ問題集や過去問をする中で解けない問題が出てきても、解き方の復習はしますが、それが出来るようになるまで繰り返しさせることはしませんでした。その代わりに、基礎レベルの問題は、時間を図って、”早く”やる練習をしました。簡単な問題でも、”早く解ける”ように練習すると、「昨日は4分かかったのに、今日は2分でできた!」というように、子供自身も目に見えて自分で達成感や成長を感じやすいので、息子のテンションも上がって行きました。😀
その他にも、息子の気分をあげるための工夫を色々しました。😅金色の合格えんぴつを使ったり、合格だるまを1つ用意して「合格したら、目を入れようね!」といって部屋に飾ったり、あとは、土日には神社巡り(笑)をして、合格祈願の絵馬を掛けに行ったりしました。
お受験の渦中にいると、合格を手にすることが人生の全てのような錯覚に陥ることもあるかと思いますが(実際、私自身はそうでした😓)、小学校受験は、まだまだ子供の人生のほんの入り口です。仮に希望のところからご縁を頂けなかったとしても、子供にとってはなんのマイナスもありません。むしろ、就学前に色々なことができるようになっている分、お受験を経験したということ自体は子供のプラスになっています。と、私は、こんな風に自分自身に言い聞かせて、受験までの1か月を過ごすようにしていました。😃
今年お受験をするみなさんは、コロナもあり、より一層、不安な中で試験当日までの日々を送ることになるかとは思いますが、どうか気持ちをおおらかに持って、お子さんに安心感と自信を与えることを第一に過ごしてみるのがお勧めです。。。