男子小学校G

以前、都内で代表的な2つの私立男子小学校のうち、小学校Rの記事を書きましたが、今回はもう一つの男子小学校Rの学校説明会に行ったときのことをご紹介します。

今年はコロナ禍の影響で、この小学校Gでは、従来とは試験の実施方法や一部試験内容を変えて実施するようです。出願方法は、昨年の郵送からインターネット出願に変更になり、出願手続き完了後、後日、手書きで記入しなければならない願書などの書類が送られてくるようですが、その中に、「テーマ作文記入用紙」なるものが含まれています。これは、昨年度はなかったものです。

しかも、小学校Gの作文のテーマはテーマ作文用紙と一緒に送付されてくるようなので、テーマが分かってから提出するまであまり時間がありません。。過去問もないですし、早くから準備のしようもないかもしれませんが、テーマ作文は、一昨年に創設されたI小学校や横浜K小学校でもこれまで親の課題として出題されているので、学校は違っても、親に問いたい視点はあまり変わらない可能性もあるので、もしかするとこれらの学校の出題テーマも参考になるかもしれません。もし、受験する小学校に響くような内容が作文で提示できれば、その分は子供の援護射撃になる可能性もあるので、テーマ作文で親が学校側にアピールできる機会が増えたことは、大変は大変ですが、悪いことばかりではないかもしれません。

今年はこの小学校Gに限らず、コロナ禍の影響で、このように従来の試験実施方法や内容を変える小学校が出るかと思われるので、早めのチェック、準備が必要かと思います。

昨年は、小学校Gは、9月に学校説明会があったと記憶しています。小学校Gは、オープンスクールなどはなく、見学できる学校行事は運動会だけでした。学校説明会に行くと、入り口のところで願書が販売されていて、そこで願書を購入してから会場に入りました。確か、願書は1部1000円(確か)、書損じ用が500円で、「たっか~~~い!」と思ったのを覚えています。😅

説明会には各家庭から1名だったので、ホールのような舞台のある講堂に入ると、並んだ順に入り、前から順につめて座らせられました。私は気合を入れて早く並んだので、最前列で説明会を聞きました。(笑)

学校の歴史や教育方針などの説明が一通りあった後、生徒代表の6年生の男の子が壇上にあがり、それはそれはすばらしいスピーチをしました。「この学校に入れば、6年後にはあんな素敵な男子に成長させてくれるの?」と思ってしまうくらい、子供らしい純朴さを残しながらも、真面目だけれどもユーモアのある、洗練された知性漂うスピーチをするこの男子生徒をみて、恐らく「わが子も絶対この学校に入れたい!」とその時思わず思ってしまった親は、私だけではなかったはずです。(笑)

この説明会に行く前に、私は小学校Gで一つ気になっていることがありました。それは、小学校Gの二次試験には親子面接があり、過去問をみると「父と子の親子ゲーム」というものが出題されていたことです。父と子のゲームが想定されているということは、ひとり親家庭はNGなのか、母子だけで受けることができるのか、不安に思っていました。

すばらしい男子生徒のスピーチの後、出願手続きについての説明があったのですが、そこで、「面接のときに、どうしても何等かの事情で保護者お一人で来られることが事前に分かっている場合は、その旨を願書のその他の欄に書いて提出して下さい。」という説明があったのです。この説明を聞いて、「この学校は、ひとり親で受けにいっても、ゲームの内容を変えるなりして対応してくれそうだ。」と思いました。

お教室の先生からも、「小学校Gは実力主義なので、ひとり親であることはほとんど気にしなくていい小学校の一つだと思います。」とは言われていましたが、この説明を聞いて改めて、出願しようという気持ちになりました。

願書に書くその他の情報としてあと二つ、この説明会で該当する場合に記載して提出して良いと言われたのは、「家族がキリスト教徒」、「父親や兄弟がG校出身者」という情報です。これを聞いた瞬間、私自身は無宗教ですが、思わず、「少しでも息子の受験のプラスになる要素なら、入試前にキリスト教徒になっておけばよかった・・・。」などど、不謹慎なことを考えてしまいました。😓