包みますか?
都内小学校の本試験も近づいた10月頃のこと、
いつものように、お教室の授業時間が終わる頃、
数名のお母様と一緒にお教室の前で待っていたときに、
あるお母様がこのような話題を持ちかけてきました。
「みなさん、お教室の先生にはどのくらい謝礼に包むことをお考えですか?」
正直なところ、私は「全く」考えていませんでした。(笑)
少なくても、お教室でご指導頂いていることについては「授業料」
を収めていますし、特段、授業料以上に息子がお世話になっているという
感覚もなかったので(苦笑)、少なくても「現金」をお包みすることは
全く考えていませんでした。。。😅
せいぜい、想定していたのは、受験後にご挨拶に行くときにお教室のみなさんで召し上がって
いただける菓子折りを持参するくらいのことです。
その場には6名いたのですが、お教室の先生へのお礼についての考えかたは、
主に以下3つに分かれていました。
- 無条件で現金包み派(お世話になった先生、全員に包む):2名
- 条件付きで現金包み派(第一志望に合格したら、総合の先生に包む。後の先生には菓子折。):2名
- 菓子折り程度か何もつつまない(合格したら挨拶にいったときに菓子折を渡す):2名
「無条件で現金包み派」のお母様の一人は、総合の先生には3万円、
体操や絵画など他の先生には1万円程度を想定しているとおっしゃっていました。
同じく、もう一人の「無条件で現金包み派」の、最初にこの話題を振ったお母様は、
せいぜい1~2万円をお世話になった程度に応じて包もうかと考えているものの、
金額が妥当なのか悩んでおられるとのことでした。
条件付きで現金包み派のお母様も、お教室の先生に包もうと想定している
金額は1~2万円程度で、体操などお教室の専属ではない先生には5000円
という方もいらっしゃいました。
ただ、「現金包み派」のお母様二人とも、下にご兄妹がいらっしゃるとのことで、
来年以降も下の子がこのお教室でお世話になるので今年は包むけれど、
「下の子のときは、(包むか)わからない。」
とのことでした。(笑)
「条件付きで現金包み派」のお母様2人は逆に、
上のお子さんがこちらのお教室でお世話になっていて、
今年でこのお教室にお世話になるのは最後なので、
上の子よりは予算を下げて、
合格したら、総合の先生に1万円程度包むことを
考えておられるとのことでした。(苦笑)
私からすると、二人分もお教室に授業料を収めているのですから、
謝礼としてさらに1万円包むだけでも十分すぎるくらいだと思うのですが、
「小学校受験の世界って、こういうものなんだなぁ~。」と、
ちょっと驚きました。
それでも、この話を聞いた後も私は、
試験の結果に関わらず、受験の間、お世話になったお礼として、
お菓子折りを持ってお教室にご挨拶に行くことにしようと考え、
実際にも、その通りにしました。
持参した菓子折りにはお礼の熨斗を付けて、8000円程度の和菓子を持参しました。
その後、他の教室ではどうしているのか気になっていたので(笑)、
入学後に知り合いになったお母様に聞いてみたところ、
やはりそのお母様が通ったお教室でも、そのお母様が知る限りでは、
特に下にご兄妹がいて引き続きお教室に通われる方の中には、
全員ではないけれど、お礼に現金を包まれる方がいたそうです。
私が聞いた同じ小学校のそのお母様は、
お教室ではなく、外部でもともと習っていた絵画の先生に、受験用に特別に個人指導を
して下さったので、そのお礼として、10000円をお月謝(6500円/月3回)の他に包んだと
話されていました。
お教室の先生へのお礼(の額)については、意外と受験後に悩まれるお母様も多い
と思いますので、少しでもご参考になれば幸いです。