お受験工作
以前の記事にも書きましたが、
小学校受験の勉強を始めた昨年3月から6月までは、
息子は、朝、登園前の10分間を利用して、ハサミで切る、のりで貼るといった
お受験工作に必要となる基本動作(巧緻性)を磨くことに重点を置いていましたが、
7月からは、簡単なものでは10分、少し複雑なものについては20分~30分で、
作品を仕上げるという実践練習をさせました。
実践練習の材料としては、
もちろん、お教室の工作の時間でやった課題を家で私が復習することもしましたが、
自宅での練習用にと、その他にも多くの工作セットをネットで購入しました。
受験が終わる頃には、ゆうに、
みかん段ボール箱に5つ分くらいの作品はできていたと思います。(笑)
工作セットを購入する際は、
こ〇〇会の「ひとりでできるかな?」というお受験で必要とされる
巧緻性のスキルがまとめられた本を参考にしながら、
それぞれのスキルが練習できそうなものを一つひとつ探して、購入するようにしました。
小学校受験用に編集されている問題集ももちろんいいですが、
〇文さんや〇研さんなど大手出版社から販売されている
未就学児向けの紙工作などのワークブックなども、
基本的なハサミやノリの練習をしつつ、何か1つのものが簡単に仕上がるため、
手軽に取り組めつつ、達成感が得られるので、息子はよく作っていました。
でも、本格的な制作を練習するときは、こ〇〇会の工作セットはお勧めです。
1つ作るのに、複数の巧緻性を兼ねて練習できる、良質な課題が多いと思います。
(ちなみに、ペーパーのときも同じようなことを申し上げておりましたが、
私は、ご紹介している教材の販売社とは、何の関係もございません。(笑)
あくまで、うちの息子の場合は良かった、ということでご紹介しておりますので、
ご興味ある方は、参考にしていただければと思います。)
そして受験の直前、9月後半~10月にかけては、国立小学校の工作の過去問を練習させました。
(国立小学校の過去問をもとにした工作セットも、ネットで検索すれば購入できます。)
特に、超難関校とされる国立小学校Tの問題は、短時間(10分~15分程度)で、
他の私立小学校でも出題頻度の高い課題がコンパクトにまとまっているので、
試験直前の総仕上げとして利用するのにお勧めです。
あと本番直前には、他の国立小学校や私立W小学校の過去問を買ってきて、
私が手作りで材料を用意し、過去の工作課題を取り組ませたりもしました。
私立W小学校の過去問も、コンパクトで巧緻性を練習できる良問が多いので、
他の学校の工作演習に役立つと思います。
工作については、わたくしオリジナルで考案した練習材料もけっこうあるので、
いつかどこかの場で、これから受験されるみなさんの「ご自宅での練習用」に
フリーで参照できるようにしたいなぁ、と思ったりもしています。。
工作では、丁寧さや作品の出来栄えももちろん重視されるとは思いますが、
息子の場合は、試験直前に巧緻性の項目はひと通りできるようにはなりましたが、
巧緻性が高い方ではありませんでした。
なので、私は息子には、
「出来栄えは多少悪くてもいいから、とにかく時間内に完成することを目指してこよう!」
と言っていました。
息子は、試験前には、多少ザツでも仕上げる力がついていたので、
そこに注力させることにしました。
本当は丁寧で、時間内に仕上げられるのが理想ですが、
限られた時間で自分の持っている力の最大限を発揮するには、特に試験では、
苦手なことはある程度で見切りをつけて、得意なことで勝負する、
という勇気も必要な気がします。